大泉民話巡り -その11-

暖冬とはいえ八ヶ岳ではまだまだ冬なのですが、南の方からは春の便りが届く頃となってきました。
さて全く話は変わるのですが、皆さんは「お年玉付き年賀はがき」の商品が当たったことがあるでしょうか?我が家ではこれまで切手シート以外のものが当ったことがなかったのですが、今年はなぜかおかみJrの年賀状で2等賞「地域の特産品小包」が当りました。

 さて、この季節といえば「目に青葉 山ホトトギス 初鰹」を思い浮かべたのか、おかみJrのたっての要望で「かつおのたたき」を申し込みしたのでした。
消費期限の関係上、大急ぎで食べる必要があったため昨日の夕食は「かつおづくし」でした。
刺身、漬け丼、茶漬けと産地直送を思い切り楽しむことができました。どうです、ちょっと美味しそうでしょ?
初物で少し寿命が延びたかもしれません。

さて、今日は大泉民話巡りの続き、「高座石」です。

高座石
 大泉村西井出の新井の路傍に高さ1メートルほどの自然石がある。
昔、日蓮上人(にちれんしょうにん)がこの石で説教されたということである。この地は、今の日蓮宗の上行寺の元の屋敷跡であるといわれる。それより前からここに真言宗の寺があったが、南部波木井氏(なんぶはきいし)の案内で日蓮が八ヶ岳登山をされた折り、上人の説法によって真言宗から日蓮宗に改宗して上行寺となったといわれている。そして上行寺は移転され、今では大きな石と石仏や日蓮菩薩(ぼさつ)の石碑が残されている。

役場前の金田一晴彦通りの西井出交差点を南に数十m下ったところに小さな空き地があって、そこに高座石があります。石のうえには祠があって日蓮上人の坐像が祀られています。高座石はいかにもそれらしい苔むした石で、日蓮上人が説教をしていたさまを思い浮かべることができるような気がします。
 移転された上行寺は今も日蓮宗のお寺として残っていて、なかなか趣のあるお寺です。

天和2年(1682年)に建立されたと伝えられる銅鐘は大泉村当時の有形文化財に指定されていました。毎年、大晦日には参拝者に搗かせてもらえることで人気があります。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 八ヶ岳の生活, 観光案内 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください