スタパには従来から家庭用プラネタリウムの｢ホームスター｣が１台あります。１万個もの星を投影できるということで、従来の家庭用プラネタリウムとは一線を隔する物として人気があります。
ただ、真っ暗にして、平坦で白い天井に投影しないと充分な効果が得られないことから、パブリックな場所での投影や解説がペンションの中ではしづらいこと、また１台しかなく(しかも借り物)、貸し出すにしても不公平になりかねないので、あまり積極的に貸出もしないできました。もちろん｢貸して｣というお客様には喜んでお貸ししていたのですが・・・
さて先日、これまで客室で投影したことがないことにふと思いついて、実際に客室で投影してみました。
結果は、今まで何で思いつかなかったのだろうかと後悔するほど素晴らしいものでした。客室の天井には照明(ダウンライト)以外にほとんど出っ張りもなく、白系の色ですので、まさにホームスターを投影するためにあるような天井です。(傾斜天井のため完璧な投影効果を得るためにはホームスターを置く位置が少し難しいですが・・・)
照明を全て消してベットに横たわれば、満天の星を眺めながら宇宙に漂う感じで眠りに就くことができます。正直なところこれはかなり良い気分になれますので、お客様にもぜひお見せしたいという気になりました。
そんな訳で、急遽ホームスターを２台追加購入して、計３台で積極的に貸し出しをすることにしました。(評判が良いようなら全室で使用いただけるよう追加します。)
早い者勝ちですので、ご予約時やご来館時に早めにお申し付け下さい。貸出はもちろん無料ですよ！
ところで、３台のホームスターを同時に投影して３万個の星が投影されたら、どんなふうに見えるのか少し興味がわきます。満天の星ならぬ３万点の星！って魅力的ですよね(そんな馬鹿なことを考えるのは、私だけかも知れませんが・・・)
まあ、興味を持たれた少数のかたのために実験をした結果をお話しすると・・、意外につまらなかったというのが感想です。星の多いところと少ないところの差が少なくなって(均一性が高まり)、かえって面白くないというのが原因のようでした。現実との乖離が大きすぎて、過ぎたるはおよばざるが如しといったところでしょうか？
そういえば、最近ネットでホームスターを購入しようと調べていると、異常に安いものが出ていて、何か変だなと思うとホームスターそっくりで超小型の覗き込みタイプのものが出回っています。ホームスターの発売元であるセガトイズの商品ですし、ホームスターの生みの親である大平さんの監修も受けているようなので問題はないのですが、ネットの写真などでは間違いが起こらないかと心配になります。私は面白半分、話のタネに買ってしまいましたが・・・。昼間でも星空を見ることができますし、星空をひとり占めしたい方には向いているかも知れませんね・・・
