ホームズ彗星見ました

 スター☆パーティ周辺では紅葉が見頃になりました。
秋深し・・・と言った感じです。

さて、天文ファンの中で数日前から大騒ぎになっているホームズ彗星を、ようやく落ち着いて見ることが出来ました。
新聞等でも本来の明るさの40万倍もの明るさになっていると紹介されていますので、ご存知のかたも多いと思います。
この彗星、公転周期が約7年の周期彗星で、今年5月に近日点を通過したばかりでした。その後、今月23日に17等前後での観測報告があったのですが、24日になり、核の明るさが8.4等級との報告がありました。突然の大バーストが起こって9等級も大増光したことになります。その後さらに明るくなり現在では2等星代の明るさを維持しています。
 もちろん明るい月明かりのなかでもペルセウス座の中に簡単に肉眼で見つけることができ、7~8倍の双眼鏡で見れば恒星でないのがすぐにわかります。

地球からは2億4千万キロも離れていますので、いわゆる「ほうき星」のように尾は見えていないのですが、望遠鏡で見るとビックリするほど大きく見えます。
特大の明るい惑星状星雲、大きな白いイクラ、はたまた鬼太郎のお父さんと言った感じです。
 同一スケールの月と並べた写真を見るとその大きさがわかると思います
写真は10秒か20秒でも充分写るほどの明るさで、8cmクラスの望遠鏡でもはっきり見えます。

まあ、40万倍と言うとすごそうですが、もともとが(スタパの望遠鏡のような)相当大きな望遠鏡を使っても見えないレベルの明るさですので、眩しい明るさを期待するとガッカリしてしまうかもしれません。でも、こんな天体は始めて見たと思いますし、この先一生見られないかも知れないと思うとちょっと感動です。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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