35倍組立望遠鏡

親サイトではすでにお知らせしているのですが、
35倍の組立望遠鏡の販売を開始しました。
従来からスタパで販売している15倍タイプの
上位バージョンです。

従来これと平行して紙筒タイプの「手作り望遠鏡」(7倍と
35倍)も販売していたのですが、この発売により
在庫限りで販売を終了します。
従来タイプは、ちょっとアンティークな感じがして
それはそれでよかったのですが、価格面や作りやすさ、
出来上がりの均一性(誰が作っても同じ性能)などの
面から考慮して切り替えることにしました。



この35倍組立望遠鏡は外装箱や中身の形状は、
ほとんど従来の15倍タイプと同じで、(対物レンズの
口径(4cm)も焦点距離(273mm)も同じで)
「35倍」というのが強調されているくらいです。
大きく違うのは接眼レンズの部分で、15倍タイプが
3群3枚の樹脂レンズだったのに対し、3群5枚の
ガラスレンズになっている点です。



複雑になっている分、難しそうですが、実際に
組立てて見たところ、組立やすさは
従来とほとんど変わりませんでした。
この接眼レンズ、焦点距離が7.8mmなのですが、
見かけ視界は15倍タイプより広く、プローゼルタイプの
接眼レンズと同じくらいで50度くらいあって、
プローゼルよりアイポイントが長く、ブラックアウトも
しにくい、たいへんのぞきやすいものです。
価格は2880円と15倍の1580円よりだいぶ高くなって
しまうのですが、単品で購入したら接眼レンズだけでも
このくらいの価格になりそうですし、
この価格で購入できる望遠鏡としては最高の見え味と
言って良いと思います。



15倍タイプからの最大の改良点は対物レンズに
オーリングを取り付けるための冶具(じぐ)が
用意されていることだと思います。
ボール紙に対物レンズがスッポリ入る穴が開いている
だけなのですが、オーリングの取付け性が劇的に
簡単になりました。
従来15倍を組立てる時に、うまくオーリングが取付け
できずイライラするかたもいました。こちらとしても
「最大の難関です」と言って、なだめたり手伝ったり
していたので、ずいぶん楽になると思います。
さて、肝心の望遠鏡としての性能ですが、
謳い文句どおり、(かなり小さいですが)土星の輪が
確実に見えます。
月のクレーターも15倍タイプより、かなり迫力が増して
見えるような気がします。
正直なところ私のところにあるケン○ーのネオムーン
Ligthよりかなり良く見えます。
ちなみにネオムーンは口径5cm、倍率はなんと200倍も
出せるのですが、残念なことにどの倍率でも土星の輪を
はっきりと見ることができません。
月を見ても明らかに35倍組立望遠鏡のほうが
クッキリ見えます。
光学設計の基本的なところを真面目におさえた作りに
なっているのが、その理由だと思います。
35倍という倍率は慣れないと星を視野に導入すること
さえ難しい倍率で、小さいお子さん(小学校低学年)には
使うのが少し難しいレベルです。
このため誰にでもというわけにも行かないのですが、
とりあえず「月のクレータが見たい」というかたには
お奨めだと思っています。
初回ロットは2000台とのことで売り切れも
予想されます。
ご興味のあるかたはスタパにご来館の際に
ぜひご購入ください。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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35倍組立望遠鏡 への2件のフィードバック

  1. 一緒に夜空眺めよう のコメント:

    こんにちは。
    とても気になる望遠鏡ですね。
    2880円とはとても良心的ですね!
    また遊びに行きますね!

  2. スタパオーナー のコメント:

    夜空さん
    いつもコメントをありがとうございます。
    まあ、あくまでもオモチャという認識でないとガッカリするかも知れません。
    でも、かつてこの程度の価格でここまで見えるオモチャはなかったと思いますネ。
    この望遠鏡やラプトルなどが起爆剤となって、望遠鏡業界全体がもう少し真面目になってくれないものかと思いますね・・・

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