2インチアイピース -その2-

いやーー、ようやく夏休みが終わりました・・・・
(って、もう9月3日ですが・・・)
今年の夏休みは8月20日くらいまでは、結構楽勝ムードだった
のですが、それ以降の休みの入れ方を少し間違えたようで、終わりの方の
1週間はかなりきつかったです。(年のせいかもしれませんが・・・)
私以上におかみも疲れていたようで、8月中旬は頻繁にブログを
アップしていたのに、その後パタリというのを見てもお分かり
いただけると思います。

スタパ周辺ではトンボの背中がどんどん赤くなって、
ススキも穂を出し始めていて、秋が始まりだしたのを感じます。
さて、少し間が開きましたが前回の続きです。
今日はスタパにある2インチアイピースの紹介をします。

一番右から(メーカー,形式,焦点距離,見掛け視界)
テレビュー,プローゼル,55mm,50°
ペンタックス,XL,40mm,65°
ウイリアムオプティクス,SWAN,33mm,72°
バーダープラネタリウム,HYPERION ZOOM,8-24mm,50-68°
プローゼル55mmはとにかく最低倍率のために購入しましたが、
シュミカセとの相性が今一なのか、あまり出番がありません。
シュミカセに使用した場合、アイポイントが結構うるさく、
少しでもずれるとブラックアウトしたり、副鏡の陰が出たりします。
倍率が低すぎて、視野が明るく、かえって微光星が見えにくくなります。
コンパクトデジカメとの組み合わせで縮小光学系(一時マニアのあいだで
はやった)を作る時以外には、ほとんど出番がなくなりました。
XL40mmは型遅れの製品(現行品はXW)ですがスタパで
一番働いているアイピースです。
とにかくのぞきやすく、周辺までまずまずの像が得られます。
40cm望遠鏡に付けるとちょうど100倍の倍率が出せて、
月がスッポリ視野内におさまることや、瞳径が5mmになり星雲星団を
見るのにもちょうど良い倍率になります。

SWAN33mmはスタークラウドの「星大好き店長」からお借りしいている
ものです。スタークラウドが扱っているウイリアムオプティクスの
アイピースはコストパフォーマンスのとても高い製品が多く、
中でもSWANタイプは個人的に一押しのシリーズです。
視野周辺まで(値段のわりには)良く見えて、視野の90%くらいまでは
充分シャープに見えます。
価格が15800円で見かけ視界が72°であることを考えると
かなり満足できる性能といえます。
XL40に比べると視野周辺で若干色収差が多いのと、倍率が高くなるので、
40cm望遠鏡で月を見るのにはあまり向きません。
でも、わりと大きく広がった星雲星団を見るのには、倍率が高いぶん
空の明るさが締まって(暗くなって)来るので、XL40よりも迫力のある
像を楽しめることに最近気付きました。
40cm望遠鏡での低倍率は今までXL40の独壇場だったのですが、
今後はSWAN33を状況に応じて使いたいと思っています。
最後はHYPERION ZOOMです。これ先日の「原村星まつり」の戦利品です。
スタパの友人である「ななつがだけ北天文台」のオーナーがホームページで
良い評価をしていたので前から欲しかったのですが、なにせ4万円近い
価格なので躊躇していました。
星まつり会場の国際光器さんのブースで少々難あり品を安く売っていたので
我慢できず購入したというわけです。
このアイピースについては後日詳しく紹介します。
(忙しいのと晴れないので充分使い込んでいませんので・・・)
もちろんスタパには31.7mmサイズのアイピースもたくさんなるのですが、
この55mmをのぞく3本があれば通常の観察会では、ほとんどの倍率を
カバーすることができます。
そんな訳で、31.7mmサイズを使用するためにアダプターを付けたり
外したりという煩わしさから解放されることになりますので、
スタパの観察会では当面この3本で行きますのでよろしくお願いします。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 天文関係, 望遠鏡・機材 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください