星座早見盤から始めよう

本当に緑がきれいな毎日・・

 

さて、今日は星座早見盤の話

星座早見盤というのは実際の空で星座を見つけるための最も基本的、
かつ強力なツールです。

 

「日付」と、「時刻」の目盛りを見たい日時に合わせれば、楕円形の枠のなかに
その日時の星の配置を示してくれます。

・方位(北とか南とか)を把握していないといけないこと
・見る方位に応じて早見盤の上下を回転させなければいけないこと
・早見盤上に描かれている星座の大きさと実際の星座のスケール感が異なること

など使いこなすためには若干の慣れが必要なのですが、とにかく星座を
覚えるためには安くて強い味方です。

先日紹介した「DS星空ナビ」も星座を覚えるのには便利かも知れません。
でも、「あの星は(あの星座は)何かな?」というときにはとても役に立つのですが、
星空を全体的に把握しようとか、時間の経過に応じて星座の位置がどのように
変化して行くかといった、宇宙のなかにある地球というダイナミックな
感覚は星座早見盤の方が身につきやすいです。

星座早見盤を使いこなすと、地球の自転に応じて、北極星(正確には
天の北極ですが)を中心に星空(天球)が回転したときに方角により星座が
どのような動きをするのか。

今見えていない星や星座が、何時になったら昇ってくるのかとか、
何月になったらこの時間に見えるようになるのかといった、星を趣味と
するうえで本当に基本的な部分が身につくのです。

なにを隠そう、私が生まれて初めて買った天文グッズは星座早見盤でした。

今から41年も前のことですが、中学1年の夏休みデパートで天文関係の
イベントがあり、それを見たあとの売店で望遠鏡を買おうとしたのですが、
親に「どうせ使えない」とか、「すぐに飽きる」とかブツクサ言われ、
やむなく星座早見盤を妥協して買うことになったわけです。

今にして思えば、このときいきなり望遠鏡を買わずに、星座早見盤を
買ったというのが、天文を一生の趣味とするきっかけになったかも知れないと
思えます。

人生の間違い(?)の始まりが星座早見盤だったかも知れないというお話、
詳しくは次回に・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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