昨晩は少し雲があったものの、この時期としては最高レベルの透明度で、
クリアな晴天に恵まれました。
以前にも紹介した、スコープタウンのガリレオ式望遠鏡の見え味や、
ミードのシュミカセ用f3.3レデューサーとEosKissX2を組み合わせた場合の
写り具合のテストなど、夏休みを前に久々にストレス発散ができました。
(まあ、それほどたくさんストレスが溜まっているわけではありませんが・・・)
まずはガリレオ式望遠鏡の見え味のご報告から。
「ガリレオ望遠鏡の謎」シリーズの中でも書いたのですが、思った通り視野は
かなり広かったです。
眼の位置を固定すると月を見たとき、眼の位置を固定すれば確かに月の直径の
4~3分の1くらいしか見ることができません。
でも、眼の位置を接眼レンズの中心から少しずらすと、余裕で月全体を
見回すことができます。
もちろんクレーターも大きなものははっきり見ることができました。
人間の眼の特性を考えると、細かい形や色の認識は視野中心のごく限られた
範囲で行われています。細かいものを見ようとしている限りは視野の
狭さをあまり感じないから不思議です。
これだけの(総合的な)視野の広さがあれば、天体の導入や追尾にそれほど
難しさを感じることはないと感じました。
合わせて木星を見ましたが、恒星のような点像ではないものの、
やはり縞を見ることはできませんでした。
衛星は2個を見ることはできましたが、4個を見るのはかなり難しそうですし、
これを見て衛星だと気付いたガリレオさんの慧眼に改めて感心しました。
さて、f3.3レデューサーですが・・・
昨晩の作例のひとつをご覧下さい。
写真はヘルクレス座の球状星団M13です。
ISO800にて30秒露光8枚を加算合成後レベル補正、トーンカーブ調整
突っ込みどころ満載の出来ですが、詳しくはまた明日・・・
昨夜は、本当に久々の星空で、やはりストレス発散をできました。ガリレオ先生の望遠鏡、興味深い見え方をするようですね。ようやく、今度お邪魔することができそうなので、いろいろ試されている卓上ドブ、ユーハン等々を実際に見せていただくのがすごく楽しみです。後は天気がよいことを祈るばかりです。
ご来館が決まり、ありがたい限りです。
楽しいお話がたくさんできると良いですね・・・[E:happy01]