ラプトル50 改造講座 第6弾 (ラプトルで写真を撮る - その4 -)

スタパ前の畑の白菜がだいぶ育ってきました。
モコモコとした絨毯(じゅうたん)のようで、とってもゴージャスな雰囲気です。

 

さて、今日はラプトル50にコンパクトデジカメをのぞかせて撮る方式、
コリメート撮影についてです。

ひとくちにコリメートといっても、いろいろなやり方があります。

一番単純なのは、カメラを手に持って、普通に撮影するように撮る、
いわゆる「手持ち」撮影という方法があります。

望遠鏡がとてもしっかりしていて、自動追尾してくれると、そこそこの
写真が撮れてしまいます。

ただ、カメラと望遠鏡(アイピース)の相性みたいなものがあって、なかなか
うまく撮れないカメラもあります。

 

先日紹介したアダプターを使って望遠鏡にカメラを取り付ける方法は、
確実といえば確実なのですが・・・

これ、やってみると意外に難しいです。

何が難しいかというと、軸出しといってアイピースの中心とカメラレンズの
中心をぴったり合わせないと、望遠鏡で中心に見えているものがカメラの
中心にきてくれません。

倍率が低いうちはそれほど難しくないのですが、倍率を高くしたり、
カメラ側で望遠にズームすると途端にはみ出してしまいます。

この方法でサクサク写真が撮れるようになるには、相当熟練が必要に
なりますが、苦労が多いわりになかなか良い写真が撮れにくい方法です。

 

コリメート法の中で一番確実性の高い手法は(最近はあまり一般的でない
のですが)、アイピースをカメラのレンズにねじ込んでしまう方法です。

この方法にもいろいろバリエーションがあって、アイピースを直接カメラに
ねじ込む方式の製品を多く扱っているのが笠井トレーディング

ビクセンなどはアイピースをカメラレンズにねじ込めるようなアダプターを
用意して、ビクセンのいろいろなアイピースが使えるようにしています。

ただ、最近はカメラ側にフィルターやコンバージョンレンズを付けるための
ネジが付いていない場合が多くなってしまい、あまり一般的でなくなって
きました。

苦労の多い方法で何とか撮るか、確実性は高いけど使えるカメラが限られる
のでカメラを買い換えてまで撮るか、悩ましい選択となります。

 

この写真はアイピースねじ込み方法で撮ったもの。
つい楽な方法に走ってしまう私は、どうしてもこちらの手法を使いたくなって
しまいます。

1眼デジの直焦撮影と大差ない感じの写りですかね?

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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