通常、望遠鏡のレンズの先端にはフードと呼ばれる筒が伸びています。
フードにはいくつかの機能があります。
1.レンズの保護
レンズに物がぶつかったり、触ったりするのを防ぐ機能
2.迷光の防止
焦点を結ぶ光以外の余計な光を、できるだけレンズに当てないようにするため。
余計な光が当たっていると、視界が白けてコントラストが悪くなります。
3.夜露の軽減
夜使う望遠鏡のレンズにはどうしても夜露が着くことが多いです。
フードを着けると多少ですが、夜露が着くのを遅らせることができます。
屈折望遠鏡の場合、フードが着いているのが当たり前なのですが、
スタパの40cm望遠鏡のようなシュミットカセグレイン型はほとんどがオプション
対応で、フードが無いのが当たり前のような感じです。
スタパの場合、通常の観察会レベルの短時間の使用で、眼視観測であれば、
上記1~3のメリットはそれほど問題がないこともあるのですが、天文ドームの
サイズが小さくて、あまり長いフードを着けると天井にぶつかってしまうという
問題があって、これまで着けていませんでした。
そうはいっても長時間の写真撮影や観測をするとなると、フードが欲しい!
ということで、今回、着脱が容易な巻き付け式フードを導入しました。
取り付けたままですと方向により天井にぶつかるので、必要に応じて着脱
するようにして使います。
まだしばらく調整に時間が掛かるかも知れませんが、これで迷光対策も
ばっちりです・・・
開業7周年おめでとうございます。
オーナには、いろいろ教えていただき、星を楽しく見る、写すという趣味を得ることができ、本当に良い方にめぐりあえたと感謝しております。ちょっと、入院することになったので、しばらくはそちらに伺うこともできそうにありませんので、このブログ上からだけのお付き合いになるかと思います。
スタパの主砲もフード装着で強化されて、また主砲での撮影結果がアップされるのを楽しみにしております。
すずき さま
いつもコメントをありがとうございます。
ご入院とのこと、くれぐれも養生されて速やかな快気をお祈りしております。