先日、しし座流星群のときに撮影した写真を見ていると、明け方近くになると
やたらとたくさんの人工衛星が写っています。
右下のほうに飛んでいるのは流星ですが、しし座を横切るように2つ写って
いるのは、人工衛星です。
人工衛星は地上から数百キロから数万キロまでの高さのところを飛んでいる
わけですが、空高く上がれば地上よりも早く太陽が昇ることになります。
地上がまだ日の出前でも、上空では日が射す状態になるため、明け方近くに
なると人工衛星が光って見えやすくなるというわけです。
もちろん同じ理由で夕方も人工衛星が見えやすい時刻です。
そんなわけで、人工衛星を見ようと思えば日没後や日の出前の薄明がある
時間帯に空を見上げるのが正しい方法です。
ところで流星にも時間帯によって多く流れるときと、そうでないときが
あります。
流星の場合は夕方よりも明け方のほうが圧倒的に多く流れます。
これは地球が太陽のまわりを公転する進行方向と観測点(自分のいる場所)の
位置関係できまるものです。
観測点が地球の進行方向に出る時刻(=深夜0時)以降にならないと、わざわざ
地球を追いかけてきて、地球に飛び込むような殊勝な流星物質以外は流星に
なりません。
0時以降翌朝までは観測点が前面に出ますので、ただ宇宙に浮かんでいるだけの
流星物質もどんどん地球に落ちてきますので、たくさんの流星が見られる
というわけです。
流星群の場合にはダストトレイルを地球が横切る時刻が、明け方か夕方か
よりも重要になることがありますが、一般的には明け方が流星の見頃という
ことになります。
流星を見てみたいかたは、ぜひ早起きして明け方(日の出前1~3時間)にぜひ
空を見上げてみて下さい。


またも、目からウロコ的なネタで、面白く拝見しました。確かに地球を追いかけて飛び込んでくる殊勝なやつは少ないですね。オーナーのこういうネタがとても大好きです。受け売りですぐに使わせて頂いております。
すずきさま
いつも応援ありがとうございます。
星を見る趣味を長く続けていると、自分としてはすでに当たり前と思っていることを説明したときに、妙に感心されることが結構あります。
今日のネタもそのひとつで、冷静に考えれば誰でも思いつきそうな話ですが、こうして図にすると「ああそうだよね!」とわりと簡単に納得してもらえるのが楽しいです。
じゃあ他にも紹介してといわれると、当たり前と思っていることなので、意外に思い当たらなかったりします。
また思い出しましたら紹介させていただきますネ[E:happy02]
私も目から鱗です!
流れ星見るにはは夜半過ぎがGoodですね。
>今日のネタもそのひとつで、冷静に考えれば誰でも思いつきそうな話ですが・・
いえいえこちらは大学一般教養過程レベル以上だと思います。
これからも色々教えて下さい。
Miyanoさま
コメントありがとうございます。
>大学一般教養過程レベル以上だと思います。
小学校高学年のお子さんくらいにも読んでいただければと思うのですが、
ちょっとむずかしいですかネ[E:coldsweats01]
まあ、あまり構えずに「男弱」を旨としていますのでよろしくお願いします。[E:wink]