スタパのある大泉町というのは、その名の通りそこいら中に泉(湧き水)が
あることからその地名が付けられたと言われています。
水が湧き出るということは、当然それがどこかに流れてゆくということで、
小さな小川や水路もたくさんあります。
気温がグンと下がるこの時期は自然に近い小川のような水路では、跳ねた
水が凍り、氷柱が水路の周辺を飾り、日があたるとキラキラ輝いてきれいです。
先日来、改造ラプトル50で月を撮影したシステムを参考までに紹介したいと
思います。
当初、9月22日に紹介したカメラのフィルターネジに直接ねじ込んで使える
アイピースを使用していたのですが、写りが気に入らないためシステムを
変更しました。
現状のシステムはたくさんの部品を使用して複雑なものになっています。
(あまり複雑にしたくなかったので上の手法で何とかしたかったのですが・・)
で、現状システムがこれ。
左から
①φ31.7→M42(スタークラウド)
②M42→φ24.5→カメラアダプタ取付溝(ビクセン旧品)
③Or25mmアイピース(タカハシ、アイカップを外した状態)
④デジカメアダプター(ビクセン旧品)
⑤28mm→37mmステップアップリング
⑥P5100デジカメ用コンバージョンレンズ取付アダプター(ニコン)
⑦デジカメ(ニコンCOOLPIX P5100)
⑧ケーブルレリーズブラケット(ビクセン)
⑨ケーブルレリーズ
という部品構成で、これを全て組み合わせると下のようになります。
さらに改造ラプトル50に取り付ける時に、天頂プリズムを介して取り付けて
います。
天頂プリズムを取り付けると、厳密には若干像が悪化する可能性がある
のですが、撮影時にこれが無いと液晶ファインダーを見るのに非常に不自然で
辛い体勢になるため、お気楽撮影では無くなってしまいます。
若干の像の悪化といっても、よほど気流の状態の良い時でもなければその差は
全く分からないレベルといえますので、実用上は問題ないレベルと思います。
気楽に撮影を続けるためにも、楽な姿勢でできることが重要と考えています。
このシステム、実は学生時代の天文部の先輩 Mさんが太陽観測をしている
システムのパクリです。
このMさん太陽の観測に関しては日本のアマチュアの中では、かなり名の
知れた人で、年間250日くらいは太陽の写真を撮影されています。
気楽に撮影できるシステムを構築することが、観測が長続きする秘訣なのだと
改めて思いました。
で、具体的にどのように望遠鏡に載せているか・・・
あちこちにウエイトがぶら下がっていて、なりふり構わぬ状態のようで、
あまりお見せしたくないですが、カメラを取り付けることにより、極端に
バランスが狂うため、手軽にバランスを合わせるのには便利な形です・・・