「あなたは何座萌え~?」とは何とも今風のフレーズですが、
これ以前に紹介したコミック「宙のまにまに」の中で出てくるセリフです。
「あなたは何座が好きですか?」というような意味なのですが、ニュアンスが
微妙に異なっているように思います。
単に「好き」というだけではなく、その星座を見ることによりある種の興奮や
特別な感情を抱くというような意味もあるように思います。
私の場合(ちょっと特別かも知れませんが)、「好き」・「嫌い」とは別に
「萌え~」という表現が適切かどうかは分かりませんが、ある種の星座を
見ていると、心が「ドキドキ」というか「ムズムズ」というか「ワクワク」というか・・・
のような感じがすることがあります。
で、その「ある種の星座」というのは総じてヒョロ長い星座たちなのです。
はじめに気がついたのは「りゅう座」。
北極星を取り巻くとようにうねった後、ベガに向かって上半身(?)を
立ち上げているダイナミックな様は何とも「萌え」ます。
次に気づいたのは「うみへび座」。
頭は冬の終わり頃が見頃なのに、しっぽの先は初夏の頃まで見えます。
全長が100度以上もあるウネウネと長い星座の全貌を一望に捕らえたときの
「萌え」感は何とも言えません。
そして、最近長ものに「萌える」ことに気付いた決定打が「エリダヌス座」です。
この星座(先日新星が発見されたことで、ここでも名前が出ていますが、)
オリオン座のすぐ左下から始まるのですが、暗い星が多く、しかも南に
低いのでなかなか見つけることができにくい星座です。
写真では分かりにくいですね・・・
もともと、エリダヌス川という川を星座にしたものですから、ウネウネと
やたらに長く、一番南側には「アケルナル」という1等星があるのですが、
日本(少なくとも関東周辺)では見ることができません。
でも、スタパで星を見ていると、だんだん星座をつなげることができるように
なって、地平線近くまで晴れ渡った日には、かなりのところまで全貌が
見えてきます。
宙の中をウネウネとたおやかに流れるエリダヌス川が見えたとき、やはり
「萌え」てしまったわけです。
という訳で「あなたは何座萌え~?」
「萌え」というワードに反応して怪しいコメントやトラックバックが
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さて、今晩の月です。
ここまで連続で撮れると、また意地になりそうです・・・