先日も今月は月内２回満月があるブルームーンですとお知らせしたのですが、
今日がその２回目の満月＝ブルームーンです。
久々にラプトル５０で今日の満月を撮影しました。
満月なんていつも同じと思うかもしれないのですが、今日の月は地球に一番近い月です。
月というのは地球から約３８万km離れたところを回っているのですが、
真円の軌道ではなく、実際には３６万km～４０万km範囲で近づいたり遠ざかったり
しながら、わずかにつぶれた楕円の軌道で地球を回っています。
この近づいたり遠ざかったりというのは月齢とはまったく無関係で、
一番遠い時に満月になることもあれば、一番近い時に満月になることもあります。
もちろん新月でも同じことが起こりますが、日食の起こる新月では、この距離が
非常に重要になります。
なぜなら地球に近い時に起こる日食では月の見かけの大きさが大きいので
継続時間の長い皆既日食になりますし、地球に遠い時に起こる日食では
月が小さく見えるため太陽が月の周りにはみだして、金環日食になって
しまいます。
月と太陽の見かけの大きさというのは、それくらい微妙な大きさだというわけです。
で、今日は３６万kmくらいの地球に一番近いところにいて、しかもたまたま満月
という少し珍しい日で、これがブルームーンと重なるというのは、かなり珍しい
日だということになります。
さて、先日も今年の２月は満月がない珍しい月だとお話したのですが、
その結果、３月も満月が２回起こるブルームーンの月になります。
本来、ブルームーンというのはとても珍しい現象を表す言葉のはずだったのに
なぜかブルームーンの大安売り・・・
まあ、１月と３月に続けてブルームーンが起こるというのは、とてもとても
珍しいことだとは思うのですが・・・