今日は初夏のような暖かさ・・・
もう今シーズンのスキーはダメかも・・・ です
さて、少し間が空きましたがコンパクトデジカメで天体写真(ここでは星景写真)
を撮ろうシリーズでひとつ実験したことがあったので「おまけ」として書きます。
天体写真のテクニックの中にコンポジット法というのがあります。
同条件で撮影した画像をパソコン上で何枚も重ね合わせることにより、ノイズを
減らし、結果的により高感度で撮影したのと同じ効果を得ることのできる手法
です。
単純に足し算というわけではないのですが、理論上は1秒露光した画像を
30枚コンポジットで重ね合わせれば、30秒露光した画像と同じような
ものが得られるということです。
スタパのサイトやこのブログで紹介している天体写真のかなりのものが、
このコンポジット技術を使っています。
そんなわけで長秒露光のできないコンデジでも高感度の短時間(例えば1秒とか)
をたくさん撮って、コンポジットしたらまともな星景写真が撮れるかも知れない
というのが今回の実験です。
上はLUMIX FX-33(おかみの普段使いの普通のコンデジと思って頂いて良いです。
2/13に紹介しています。)でISO6400、1秒で撮影した画像を30枚コンポジット
したものです。
結果は玉砕に近いかも・・・[E:crying]
こちらは前にも紹介しましたが同じくLUMIX FX-33でISO100、60秒で撮影した
画像(いずれもf値は2.8、より見栄えが良くなるように画像処理を施して
います。)
見比べておわかりのように後者のほうがよい感じの星景写真になっていると
思いますし、感度も高いように見えます。
最近発売されている特に高感度に強い(例えば裏面照射形センサーを使用している
機種など)ものであれば結果は変わるかも知れませんが・・・
コンデジの場合、高感度の短時間露光より低感度の長秒露光のほうがきれいな
星景写真が得られやすい傾向にあるようです。
コンデジでここまで苦労してコンデジで星景写真を撮ることも無いでしょうに・・・
というマニアックなお話でした・・・