春の空

春になると気温が高くなって、空気中の水蒸気の絶対量が急激に多くなります。

このため空気の透明度が下がり、冬に比べると何となく寝ぼけた空の色に
感じたり、地上高度の低い太陽の光が鈍く感じるようになります。

冬には当たり前に見えていた遠くの山々が霞んできて、いっそう遠くに
あるように感じられるようになります。

こんな天候の時の星の見え方は、ひどいのかというと意外にそれほど悪く
感じないことが多いです。

夜になると気温が下がり水蒸気量が減ることがひとつ考えられます。

でもそれ以上に、地平線近くの星は確かに影響を受けているのかも知れま
せんが、地上高度が高くなると空気の中を通る距離がだんだん小さくなって
遠くの山よりも水蒸気の影響が少ないというのが効いているように思います。

まあ、冬の星空にはかないませんが、そう捨てたものでもないと言った
感じです。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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