組立天体望遠鏡で遊ぶ -その5-

今日から5月・・・

 

今日も良い天気です。GWでこれだけ好天が続くのも珍しいように思います。
さて、今日はいよいよ組望の組立開始です。

基本的には組立説明書を良く見ながら作れば問題ないのですが、ここでは
間違いやすい点や組み立てる上でのコツなどを紹介して行きます。

まずはじめに接眼部の組立です。

小さなレンズ3枚を接眼部の細い部分に組み込みます。

 

この時、片凹(片側が平らで、片側がへこんだ)レンズと両凸(両側がふくらんだ)
レンズを写真のように組み合わせて持って接眼部に置くと組み立てやすいです。

 

いちばん眼に近い(写真では一番右側の)片凸レンズは2番目の両凸レンズに
触れそうに近くなります。

3枚のレンズの左側には視野絞りというリング状の部品が配置されます。
小さな部品なので取付忘れないようにしましょう。

 

この後、「目当て」という部品をレンズの外側に射し込んで接眼筒を組み上げる
のですが、その前に一度写真のように接眼部をのぞき込んで明るい方に向けて
みてください。

接眼レンズは強拡大の虫眼鏡なので、視野絞りやレンズ自体にホコリが付いて
いるととても目立ちます。

接眼筒を組み上げる前に必ず確認しておきましょう。(完全に組み上げてから
だとバラして掃除するのが面倒です。経験上何台かに一台はホコリがまぎれ
込むのでぜひこの時点で確認しておいてください。)

接眼レンズにホコリが無いのを確認したら、「目当て」を接眼筒に被せます。

 

接眼筒側には縦に2本の出っぱりがあり、目当て側にはこれに対応するように
溝がありますので、この溝に出っぱりがはまるように目当てを被せます。

嵌め合いが少しきついので、被せはじめは少し力を入れて「クィ!」という感じで
はめ込んでくさい。

これで接眼筒部分はできあがりです。

次に鏡筒本体に対物レンズを組み付けるのですが、その前に対物レンズが
ガタ付かないように対物レンズにO(オー)リングをはめ込みます。

 

実はこの作業が組望を作るうえで一番の難関かも知れません。

「補助台座」という丸い穴の開いた四角いボール紙に対物レンズをはめ込んで
から(説明書に書いてある絵のように)、Oリングを両手の親指と人差し指で
広げるように持って、対物レンズにはめ込むのが一番確実です。

Oリングがレンズにうまく掛かったら、鏡筒本体にレンズを組み付けます。

 

Oリングが鏡筒本体の溝にうまくはまるようにレンズを立てます。

この時、レンズには裏表があるので十分注意してください。(横から見て平らな
ほうが接眼側、ふくらんだほうが外側に向くようにします。)

 

鏡筒本体の中央部に三脚ナットをはめ込み、写真右側のネジ部に接眼筒の
ネジ部がかみ合うように置きます。

 

鏡筒本体の残り半分を上から合体させますが、この時対物レンズ側を合わせ
ながらはめ込むとすんなり組み合わせることができます。

鏡筒がばらけないように鏡筒押さえのリングを接眼部側から押し込みます。

 

次に対物レンズ側にも鏡筒押さえをはめ込みます。

 

最後にナット押さえのリングを鏡筒中央部の三脚ナットのまわりにはめ込みます。

 

フ~ッ・・・ これで望遠鏡としての形はできあがりです。

 

でもまだ、シールが5枚・・・

これ、貼り付けるのにちょっとしたコツがあります。

続きは明日にしたいと思います・・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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