昨晩は本降りでしたが、今日は雲間に富士山が見える天気・・・
今年の梅雨はわりとさっぱり形ですか・・・?
今日もさらに昨日の続きです。
昨日は経緯台で星をガイドして撮影すると、60秒くらいまでは固定撮影より
明らかに暗い星まで写すことができ、今後カメラの性能(感度)が大きく進歩
しても、それなりに使い道がありそうだという結論でした。
これまで例として使用した写真はEosKissX2(2世代前の一眼デジ)にタムロン
製の17-50mm Zoom F2.8 で、広角側17mm(35mmカメラで27mm相当)でした。
これが望遠側50mm(35mmカメラで80mm相当)だとどんな写りになるか・・・
まずはF2.8/120秒露光の固定撮影。(中央にこと座が写っています。)
焦点距離が長いので120秒でもかなり星の軌跡がハッキリ線になっています。
それでは同条件で経緯台のガイド撮影はどうなるか・・・
17mmのときは120秒露光だと視野周辺の回転が気になりだしたのですが、
ほとんど気にならないレベルに収まっています。
少し望遠になって画角が狭くなった分、星の回転による移動量が小さく
予想外にまともな写りになっています。
120秒くらいの露光なら中望遠クラスまで経緯台でガイドできそうな感じです。
今回は全て星の動きを微動装置を手動で操作する「手動ガイド」により撮影しま
したが、ミード社やセレストロン社が販売している自動追尾機能のついた経緯台
の上にカメラをうまく載せることができれば、かなりお手軽に短時間のガイド
撮影ができそうな気がします。
(すみませんが手元に該当する機種なくて実験できません。)
もちろん、赤道儀があればそれに載せたほうが写野周辺の回転の心配なしに
撮影ができるので、なにも経緯台を使う必要はありません。
でも、経緯台しか持っていないからといって、初めからガイド撮影をあきらめて
しまうのではなく、ぜひいろいろ試してみていただければと思います。
次回は経緯台による具体的なガイド撮影のしかたを解説したいと思います。