ラプトル60登場 - その2 -

ようやく梅雨らしい天気。

 

雨に濡れた景色もそれはそれで風情があります・・・

さて、昨日ご紹介した「ラプトル60」ですが、今日から数回に分けてレビュー
をしたいと思います。

 

ラプトル60の箱の中にはご覧のように組み上がった三脚と架台、鏡筒、接眼
レンズ(3個)、天頂ミラー、アクセサリートレイが入っています。

この写真の状態から下の写真のように、すぐに使える状態に組み上げるのに
1分とかかりません。

 

鏡筒・架台が黒、三脚が赤という精悍なカラーリングですが、好みにより
多少好き嫌いが出るかも知れません。

三脚は上位機種のアトラス60と同じモノが使用されていて、大人でも楽な
姿勢に高さを調節できるようになっています。

ラプトル50が小学生を対象とした直脚で、大人にはやや低く過ぎる設定を
見直しています。

三脚開き止めの位置がアトラス60と微妙に異なっていて、三脚があまり
大きく開かないようになっています。

風などによる転倒の危険性は増す反面、ベランダなど奥行きの狭い場所で
使用しやすい配慮というわけです。

アトラス60ほどトップヘビーでないのでこの設定でも転倒の危険性は低いと
思いますが、開き止めの位置調整は簡単にできますので、観測する環境に合わせ
好みで調節しても良いでしょう。

 

対物レンズはアトラス60と同じ国産のアクロマートですが、このラプトル
60では焦点距離が100mm短い700mmと、取り回しの良さを重視した設定になって
います。

接眼部もアトラス60と同じ31.7mm仕様で、アダプターを介して25.4mmの
接眼レンズを取り付けられるようになっています。

将来的に接眼レンズを買い足すときに、選択肢が多く入手しやすい31.7mmが
使えるようになっているのはありがたいです。

 

対物レンズ回りはもちろん、鏡筒内には丁寧なつや消し塗装が施されています。

鏡筒部でアトラス60との相違点は焦点距離の他、オプションのファインダー
取付用金具が省かれているところです。

将来的にファインダーを取り付けたくなった時には、多少工夫が必要ですが、
ほとんどの場合、伝統(?)の「のぞき穴式ファインダー」で事足りてしまうので
はないかと思います。

 

接眼レンズはラプトル50と同じで、K20mm、f12.5mm、f8mmの3個が付属して
いて、それぞれ35倍、56倍、87倍の倍率になります。

小さなことですが、ラプトル50で省かれていた三脚に付けるアクセサリー
トレイが付属するのはちょっと嬉しいです。

続く・・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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