久々のマイナー星座シリーズ・・・
だいぶ間が開いてしまいましたが、今日は「かんむり座」です。
この星座、春の星座の代表格とも言える「うしかい座」と、夏の星座に組み入れ
られることの多い「ヘルクレス座」の中間にあって、夏の星座とも春の星座とも
区分けのつきにくい位置にあります。
α星の「アルフェッカ」が2.2等星のほかは3.7等から4.6等星の暗い星ですので、
都会では肉眼で形をたどることはできません。
星のきれいなところですと、形がきれいで簡単に見つけることができます。
この「アルフェッカ」という言葉はアラビア語の「かけたお皿」という意味で、
アラビアの人たちはかんむり座をかけたお皿と見ていたようです。
またこの星には「ゲンマ」という固有名もあります。
こちらはラテン語で「真珠」という意味でかんむり座らしい名前です。
なぜ「アルフェッカ」と呼ばれることが多いのか理解に苦しみます。
まあ、α星が2.2等星、それ以外がみな4等星(四捨五入して)以下なので
りっぱなマイナー星座と言えますが、形の美しさからかんむり座だけに
「名作」の2文字を冠しても良いと思います。(^^;)