相変わらずの曇り空・・・
夏草ばかりが元気です。
さて、今日のお題は「アクアマリン」。
宝石のアクアマリンではなく、自然や星をテーマに音楽活動を続ける
音楽ユニットについてです。
天文ファンなら「あぁ、星まつり御用達のデュオね」とご存じのかたも多いと
思います。
私もその程度の認識で、彼らの曲をじっくり聞き込んだことがありませんでした。
今回の原村の星まつりで、私がクダを巻いていたスコープタウンや日の出光学
のブースのすぐ近くにアクアマリンのブースがあって、これも何かの縁と思って
彼らのCDを2枚購入しました。(「We are not alone」と「星景歌集」の2枚です。)
何故か「Song of COSMOS」はズッと以前に購入していたことが帰ってきてから
分かりました。(聞かず嫌いというわけではなかったのですが、何故かお蔵入り
になっていました・・・m(_ _)m)
どんなユニットなのかは公式ホームページをご覧いただくとして
古いCDも含めて改めて聞き直してみると・・・
(まだそれほど聞き込んだわけではないのですが・・・)
かなりイイです。 すっかりはまってしまいました。
私自身はそれほど音楽に詳しいわけでも、評論をできるよなスキルもまるで
ない人間なので、あくまでも参考程度ですが感想を述べさせてもらうと・・・
とにかくほとんどの楽曲が星や宇宙、空などをテーマとしています。
私が何より気に入ったのは、星や天文に対するしっかりした知識のうえに
曲が作られている感じがすることです。
星や宇宙をテーマにした曲というのは、とてもたくさんあるのですが、
知識の乏しい人が作った曲というのは、何となく表面的というか、突っ込みが
足りないというか、星に詳しい人間からすると、とても消化不良を起こしそうな
表現で歌われることが多いです。
でもアクアマリンの曲は天文ファンが思わず嬉しくなるような歌詞がたくさん
ちりばめられています。
たとえば「Summer Sky Parade」(Sonng of COSMOSというCDに収められています)
の出だしの部分で
真珠星が最後の 光を投げたら ♪
長い梅雨はもう終わり 星明かりきらめく ♪
というフレーズがあります。
「真珠星」というのは春の星座「おとめ座」1等星「スピカ」の和名で、これが
夕空に沈む頃には梅雨が明けて夏になるという天文ファンの星による季節感を
うまく表現していて「少しマニアックだな~」嬉しくなってしまうわけです。
まあ、そんなマニアックな話を抜きにしても、星や宇宙の出てこない曲でも、
とてもパースフェクティブ(遠近感)というか、空間の広がり感が感じられる
曲が多いです。
曲を聴きながら散歩をしていると、ついこんなふうな奥行き感のある写真が
撮りたくなってしまうほどです・・・
ボーカルが澄んだ優しい歌声ということもあるのですが、とにかく、優しいし、
暖かいし、癒される感じの曲が本当に多いです。
あまりメジャーなヒットがないのが不思議な気がするほどで、もっと彼らを
応援してあげたくなりました。
天文ファンなら、あまり先入観を持たずに一度じっくり聞かれると、
気に入る曲がいくつかはあるのでは?と思いますよ、きっと・・ (^o^)