超々!入門 望遠鏡光学 接眼レンズの謎 - その3 -

今日も昼間は青い空が広がり、富士山がきれいに見えました。

 

でも夜は・・・・(>_<)

さて、「超々・・」シリーズ 接眼レンズの謎 なぜ接眼レンズは2枚以上の
レンズを組み合わせているのか? の続き、その3です。

接眼レンズを一枚のレンズだけで済ませようとすると、見かけ視界はレンズの
径の大きさで決まってしまうため、高倍率(=短焦点)の接眼レンズは必然的に
径が小さくなってしまうので困る・・というのが昨日の話でした。

それでは径を小さくしないで焦点距離を短くする方法は無いのでしょうか?

結論から言うと、複数のレンズを重ね合わせれば合成の焦点距離はドンドン
短くなります。

たとえば虫眼鏡を2枚組み合わせれば1枚のときより合成の焦点距離が短く
なって、倍率が高くなります。

 

上はスタパのPCのデスクトップを撮影したものですが、左から虫眼鏡無し、
虫眼鏡1枚、虫眼鏡2枚の時のものです。

つまりこのようにレンズを重ね合わせることによりレンズ径を小さくする
ことなく、焦点距離を小さくできるというわけで、接眼レンズが2枚以上の
レンズを組み合わせて使っている理由が分かりました チャン、チャン。

・・・と、「超々・・」シリーズ的には、ここで話を終わりにしても
良いのですが、マニアックな方向を目指す方のためにもう少し解説を
続けたいと思います。

続く・・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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