昨日、一昨日と紹介したハートレイ彗星の写真はウイリアムオプティクス社の
ゼニスター66SDという口径66mm焦点距離388mm(F5.9)の望遠鏡に0.8倍の
レデューサーフラットナーを組み合わせて、310mmの望遠レンズとして一眼デジに
取り付けて撮影しています。
この望遠鏡、ウイリアムオプティクス社の正規日本代理店であるスタークラウドの
宮野店長からお借りしているものです。
とても小さいのに性能がしっかりしていて、お手軽星見と野鳥観察用にとても
重宝しているのですが、これまでマジメに写真を撮ったことがありませんでした。
今回は常時使用しているタカハシSky90とレデューサーを組み合わせた407mmよりも
広い視野が得られるため、急遽付け替えをして撮影に臨みました。
周辺像はSky90に比べると残念ながら少し劣りますが、中心像はなかなかよいです。
定番のアンドロメダ銀河(M31)を撮影して見ましたが、変な色にじみもなく
なかなか良く写ります。
価格はSky903分の1くらいですから、昼・夜・写真とこれだけ遊べれば
充分だと思います。
入門用としては少し高価ですが、一生ものの手放せない望遠鏡になると
思えばそれほど高いというほどでもないように思います。
ただ、残念なことにウイリアムオプティクス社では絶版になってしまい
入手困難になってしまいました。
でも本当によい望遠鏡とは何かをよくご存じの宮野店長・・・
「日の出光学」ブランドで同等品を作り上げて販売してくれていますし、
レデューサーも在庫に限りはあるようですが入手可能なようです。
望遠鏡は口径でも倍率でも値段でもないことを教えてくれる、フットワークの
良い一台です。 (^_^;)