さて今日も「月を味方にする方法」についてです。
昨日は月の眼視観測の王道とも言えるスケッチについてお話しましたが、
今日は写真撮影について少しお話をします。
ひとくちに写真撮影といってもその手法は様々で、月全体を写す方法と、一部分を
拡大して写す方法がありますが、それぞれを極めコンスタントにあるレベル以上の
写真が撮れるようになること自体、楽しい過程だと思います。
ただこれもある程度極めてしまうと、何かテーマを持って取り組んで行かないと
わりとすぐに飽きてしまいがちです。
月全体を写す方法でここのところ私がはまっているのがこれ・・・。
月の形状の変化(位相変化と言います)を日を追って撮影するものです。
(去年、今年と2年連続で冬にチャレンジしています。)
晴天率が悪い(しかも忙しい)夏は不可能ですが、晴天率の高い(太平洋側の
話ですが)冬にチャンスがやってきます。
位相変化の連続撮影は同じ朔望周期の中で撮らないと意味がありません。
これは月が首振り運動をするのと、地球との距離が微妙に変わるので、同じ
月齢でも大きさや欠け際の地形が変わったりするからです。
新月直後の細い月から満月を経て次の新月直前まで毎日月を追いかけるのは
かなりしんどいですし気疲れしますが、撮影中の毎日はかなり気合いの入った
充実した日が送れます。
この冬、あなたも挑戦してみませんか?
月の写真撮影についてはもう少し続きます。