今日の夕刻には一時青空が広がり、日が射して東天には虹も見えたので、
あっ、いよいよ晴れパターンに変わるかな・・? などと淡い期待を抱いた
のですが・・・・
夜にはやっぱり曇り・・雨・・・となってしまいました。(>_<)
そろそろスカッと晴れて欲しいものです。
さて今日も「月を味方にする」シリーズ。
今日からは月のある状態で星景写真を撮影することをテーマにして行きます。
従来から薄暮時の残照の中にある月や惑星を風景写真として撮影する手法は
一般的で、夕刻の西天や、夜明け前の東天に地上の風景をシルエットにして
並ぶ月と惑星写真というのはなかなか印象的なのでフィルム時代からたくさんの
作品が撮られています。
でも月の明かりを風景を照らす照明として使ったり、月を直接写野に入れて
撮影する手法は露光時間の設定が難しく、試し撮りのできないフィルムカメラ
では成功率が低いのでそれほど多く撮られていないように思います。
ですから従来は明るい月のあるときに星景写真や星野写真を撮るなんていう
発想はあまり持たない人が多かったと思います。
天体写真を撮るのは月の無い夜・・、というのが半ば常識だったわけです。
ところがデジタルカメラの時代になって、その場で試し撮りをしながら狙った
表現ができるようになったので、このような星景写真がだれでもわりと簡単に
撮影できるようになりました。
こうなると「今夜は明るい月があるから・・」といって星景写真を撮らないのは
もったいない・・、「月があるからこそ!」と、カメラと三脚を持って外へ
出かけようという気になってきます。
星景写真こそ「月を味方にする」恰好の手法なのではないかと思っています。
ただし、月があれば何でもよいというわけではなく、月を照明として使う手法と、
月を風景の一部として使う方法とでは撮り方や表現がだいぶ違いますので、
多少の工夫が必要になってきます。
次回以降にもう少し詳しく解説して行きたいと思います。
続く・・
月明かりを照明に、夜の風景を撮るのは時々やるんですが、先日実家の山で、『月が出て、明るい』を月を入れて風景と合わせて表現した写真を撮りたかったのですが、月が明るすぎて、風景と月の両方を適正露出で撮れなくて、どうしても月が白飛びもしくは太陽の様に光り輝きすぎて、『月』らしく表現できなかったので、その辺も何か良い方法がありましたら宜しくお願いしま~す。
くっしーさま
いつもありがとうございます。
まさにその辺のところの解説をしようと思っているので
よろしくお願いします。