いったいどうして昼間は晴れるのに夜は曇るのか・・・(怒!!!)
(昼間晴れるようになっただけでも良しとすべきかも知れませんが・・)
というわけで今日もいきなり「月を味方にする」シリーズ。
月のある状態での星景写真について昨日、一昨日と書きましたが、月があって
空が明るい状態というのは、月がなくても一年中空が明るい都会の空と条件的
には同じようなものです。
都会の場合、空気も汚れているので多少星の明るさは減光されるのですが、
減光される量というのはそれほど多くなくて、写真にすると意外にたくさんの
星が写るようです。
特に「流し撮り」で紹介している短時間露光の「比較明合成」を使うと、
一枚づつにはそれほどたくさんの星が写っていなくても、合成して星の光が
軌跡になるとそこそこ見られる絵になります。
例えば8月16日に紹介したヒマワリ畑の写真ですが、
25秒露光を9枚合成しています。
(絞り値はF7.1で少し絞り込んで被写界深度を深くしてヒマワリにもピントが
合うようにしています。)
処理前の一枚の画像は・・・
というようにほとんど星が写っていないのがおわかり頂けるでしょうか?
実は当日は少し薄雲があって、肉眼でもあまりたくさんの星が見えない状態で、
都会の夜空のようだったんです。
都会では(肉眼では)星が見えないからと決めつけてあきらめないで、ぜひ星景
写真に挑戦していただきたいものです。
続く・・