昨晩は満月だったのですが、ちょっと特別な満月でした・・・
何が特別かというと、とても小さな満月だったのです。
以前にも書いていますのでご存じ方も多いかと思いますが、月というのは
地球のまわりを円軌道(常に一定の距離)で廻っているわけではなく、楕円の
軌道のため、地球に近いときや遠いときがあります。
近いときは約35万km(近地点)、遠いときは約40万km(遠地点)になります。
地球との距離と月齢には直接関連はなく、同じ満月でも近いときもあれば
遠いときもあったり、中間くらいのときもあるわけです。
で、昨晩はたまたまですがほぼ遠地点に月がいるときに満月になりました。
今年の3月20日はピタリ近地点で満月になって、特別近い満月だったので
「スーパーフルムーン」と一部では騒ぎになっていました。
3月20日は良く晴れて月の写真を写してありましたので、昨晩の月は
「月を味方にする」シリーズ(5)(8/22掲載)で解説した満月の大きさの違いを
示す教材を作るのには絶好のチャンスだったのです。
そんなわけで「晴れたら絶対に月の写真を撮る」と数ヶ月前から気合いを入れて
待っていたのですが・・・
上の写真のように、ちょっと雲の多い天候でなかなかシャッターチャンスが
やってきません。
何とか雲の薄い切れ目が通過して写すことはできたのですが、写りは今ひとつの
感じです。
それでも大きさの違いはよく分かる写真になっていると思います。
遠地点のときに満月になるチャンスというのは一年に1回くらいしか訪れない
ので、次の機会にまた挑戦してみたいと思います。
いや~、一昨日、低仰角の満月を見たときに、『なんか小さいな~?』と思いましたが、遠日点でしたか。モニター上の月の写真を計ると長さで10%位違うんですね。距離が違うから、満月の明るさもだいぶ違いそうですね。
あ、遠日点じゃなくて遠地点ですね、、、
くっしーさま
そーなんですね。
慣れてくると近地点の時と遠地点の時の満月では肉眼で見ても小さいなぁ~とわかるようになります。
実際には14%も変わってきます。
14%と数字で言うと「たいしたことない」と思いがちですが面積は25%も違ってくるので、意外に
違いがわかるんですね。(^_^)v