久々の星見

今日も良い天気。

 

山がクッキリ見えていました。

天気予報では夕方から曇りの予報が出ていて、週末なのに困ったなぁと
思っていたのですが、観察会の途中から雲が出るタイミングで、何とか
ギリギリ星をご覧いただくことができました。(^_^)v

今年は夏からこっち天候が不安定であまり好天が続かなかったのですが、
この4日間とても良く晴れてくれました。

そんなとこもあって昨晩は本当に久々に星見をしました。

星は仕事でいつも見ているのですが、天候が不安定だとお客様に星を
ご覧いただくのが精一杯で、なかなか自分で(自分のために)星を見よう
という余裕がなくなります。

お客様が続くと(ありがたいことなんですが)体力的にも精神的にも自分の
ための星見をのんびりすることができにくくなります。

それでも天候が安定していれば星を見たいという気持ちが抑えられなくなります。

永らく休眠している「双眼鏡で星空を楽しむ」シリーズや「コンデジで天体写真Ⅱ」
シリーズも再開したいと思っていますし・・・

そんなわけで昨晩は3日続きの好天ということもあって、翌日(=今日)が
満室なのを覚悟のうえで、本当に久々にプライベートな星空を楽しみました。

まずは観測の絶好機を迎えた木星の撮影。

 

昨年は中央の2本の縞のうち上側(南赤道縞:SEB)が淡化していて迫力が
無かったのですが、今年はすっかりもとどおりになっています。

木星の撮影のあと、双眼鏡とリクライニングチェアを持ち出して、星空散歩を
(3ヶ月ぶり!ですが)楽しみました。

すっかり季節が代わって(当然ですが)見える星空も換わっているので、とても
新鮮で、「双眼鏡で星空を楽しむ」シリーズを始めたころの「星を見る趣味を
長年やっているのに、いったい俺は今まで何を見てきたんだろう?」という
感覚が戻ってきました。

カシオペア座からペルセウス座にかけて天の川沿いの星たちの美しさときたら
もう涙目になるほどで、はじめ30分くらいのつもりが気付いたら1時間以上
たっていました。

「双眼鏡で星空を楽しむ」シリーズの再起動に向けた下調べのつもりだった
のですが、他を見ないうちに時間切れになってしまいました。

星空を見上げる楽しさが改めて実感できた夜でした。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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久々の星見 への5件のフィードバック

  1. やっさん のコメント:

    はじめまして。
    北陸福井に住む「やっさん」と申します。

    こちらの「双眼鏡で楽しむ星空」シリーズを拝見し、とても興味深い記事ばかりで、
    また、共感できましたので、突然ですが書き込みさせていただきました。

    オーナー様がおっしゃるとおり、星空を楽しむとき、望遠鏡と双眼鏡とでは全く別の世界を見せてくれますね。双眼鏡は双眼鏡で望遠鏡では決して味わうことができない星空の美しさ・面白さを提供してくれると思います。

    私は自宅庭先で主に10cm屈折望遠鏡と10×42双眼鏡で観望を楽しんでいるのですが、以前は10cm屈折オンリーでの観望でしたが、最近は双眼鏡の方が稼働率があがっています。自宅周辺はかなり光害があるのですが、それでも透明度が高いときはそれなりに星が見えます。

    今の時期ですと、カシオペヤ座からペルセウス座にかけての空域は見ごたえがありますね。たとえば二重星団付近を双眼鏡で見ますと、二重星団からカシオペヤ方向に星のチェーンが伸び、人形に並ぶ星の集団につながっている様子を見ることができます。その周囲にはたくさんの微光星があり、まさに圧巻の光景です。

    それからアンドロメダ座には、散開星団NGC752がボールの役割をするゴルフのパターのような星列があります。これをはじめて見たときニンマリしてしまったのですが、これは望遠鏡では決して味わえない楽しみです。

    双眼鏡で楽しめるのはなにも星雲・星団だけではなく、重星や特徴的な星列(アステリズム)なども面白い対象なのですが、これまたオーナー様がおっしゃるとおり、こういうソフト面での情報が本当に少ないですね。海外のガイドブックではとりあげられているのですが。こういう状況の中で展開されているオーナー様のシリーズは大変価値あるものと思います。

    シリーズを読んでいると、オーナー様が本当に星空を楽しんでいることが伝わってきます。私も大いに刺激を受けました。私もオーナー様のように星を見て楽しんでいきたいと思います。

    はじめての書き込みなのに、たくさん書いてしまいました。どうぞご容赦ください。

  2. スタパオーナー のコメント:

    やっさん さま
    熱い々々コメントをありがとうございます。
    このようなコメントをいただくと思い切り鼻の穴が膨らんでニンマリして
    しまいます。
    こんなふうに思って下さる方がいると思うだけで、ブログを書いてよかったと
    思えてきます。

    二重星団近辺についてはいずれ詳しく紹介記事を書きたいと思っています。

    NGC752付近についてはそんなふうに見えるのですね・・・(初知りです)
    今度確かめてみたいと思います。(面白そうなら紹介させていただきますね。)

    この仕事をしていますと、たくさんの人に星空を見上げる楽しさを知って
    いただきたいと思います。

    そんなこともあって色々な星の楽しみ方を試しているのですが、人に伝える
    以前に、やればやるほど深みにはまって行く感じがしています。

    まあ、人に楽しさを伝えるためには、何より自分が楽しいと思えなければ
    説得力がないのでこれはこれでOKかな~と思っています。(^_^;)

  3. 混沌 のコメント:

    カシオペア座からペルセウス座は、双眼鏡で観るのがほんとに楽しいですね。

    え?双眼鏡使うと、都会でもこんなに星が見えちゃうの?という驚きに満ちた一帯です。
    肉眼ならば、それに相当するのがオリオン座でしょうか。

    それにしても、カシオペア座そのものは、双眼鏡で探すのは意外と難解です。
    星が見えすぎて。未だに自信を持ってM(またはW)を作る星をひとつずつ5つ追っていけません。

    10月27日の撮った全画像。
    http://www41.tok2.com/home/konton57/201110/2011_1027.html
    アカボシゴマダラの幼虫の写真なども直後に入っていますが。

  4. やっさん のコメント:

    オーナー様、返事をありがとうございます。
    本当に一人でも多くの人が星空を見上げる楽しさを知ってくれたらいいですね。

    こちらは今晩は透明度が高い星空が広がっています。つい先ほどまで双眼鏡で観望していました。リクライニング付の椅子に一脚を使ってです。はい、オーナー様がご紹介されていた観望方法です。さっそく真似させていただきました。

    混沌様
    おっしゃるとおり双眼鏡でカシオペヤのWをひとつひとつ追うのは難しいですね。先ほども見ましたが、どれがどの星やら・・・。そのかわり見ごたえがありますね。

    オリオン座も三ツ星付近は星がいっぱいで大型の散開星団のようで見ごたえがあります。特にδ(ミンタカ)からε(アルニラム)にかけては見事なS字状の星の連なりがあるのですが、私のお気に入りです。

  5. スタパオーナー のコメント:

    やっさんさま
    再度ありがとうございます。
    「リクライニングチェアーと一脚」ご利用頂きありがとうございます。
    ミンタカからアルニラムにかけての星列、いただきまーすッ!
    今後ともお気に入りの空域がありましたらご教授下さいませ!!

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