三日月を愛でる

晩秋・・・。

南アルプスの北岳山頂はそろそろ根雪に覆われはじめているようです。

 

今日の昼間は雲が多く、日射しは弱々しい一日でした。

 

栗林の葉はほとんど落ちて西日に輝いてきれいでした。

さて、今日は月齢2の月が金星とツーショットで見られる日でした。
(正確には月齢2.1です。)

昼間、雲が多かったので心配だったのですが・・・

 

何とか晴れてくれて何とか見ることができました。
(月の下やや左、雲の中にあるのが金星です。)

月齢2の月というのは旧暦では朔日(=新月=月齢0)から3日目の月ですので
「三日月」と呼んでいました。

つまり厳密には 月齢2の月 = 三日月 ということになります。

でも一般的には細い月(月齢5くらいまで)を三日月と呼ぶことが多いですし、
明け方に見える細い月(月齢26前後)を三日月と呼んでしまうことも多いです。

現在では景色の中にある細い月を三日月と呼ぶのが主流になっていますので、
「月齢2の月以外は三日月ではない・・」などというのはヤボってものかも
知れませんね。

ただ、旧暦を使っていた頃は月齢2の月がその月の一番初めに見える月なので
(月齢1の月は太陽に近すぎてほとんど見えることがありませんので)、
三日月のことを「新月」と呼んで愛でていたといわれています。
(月齢0の新月と混同してややこしいですが・・・)

三日月は月の満ち欠けが生活に密着していた時代にはとても重要な意味のある
日であり、形だったのだと思います。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 天文関係, 月・惑星 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください