暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、今朝は冷たい雨の降る寒い朝でした。
朝は暖房を入れないといけないほどダイニングが寒くなっていました。
でも寒くなれば晴れる日が多くなるのがスタパの嬉しいところ、夕方には雨が
あがり夜には星が見られるほどに回復してくれました。(寒いですが・・)
さて今日はみずがめ座の神話について少しお話ししておきたいと思います。
みずがめ座の星座絵に描かれる人物はトロイの国一番の美少年と謳われた
ガニメドの姿だといわれています。
ガニメドのことを気に入ってしまった大神ゼウスがあるときワシに姿を変え
神の国に連れ去り、神々にお酒(正確には神々の飲物ネクタル)を注ぐ仕事を
させたのだそうです。
ガニメドが瓶に入れたネクタルを注ぐ姿がみずがめ座になったというわけです。
余談ですがガニメドをさらったゼウスのワシの姿がわし座になったと言われて
います。
星の配列からみずがめ座の星座絵を想像するのは少し難しいのですが、この話
にはちょっとした裏があります。
星座が確立されたメソポタミア文明の時代、メソポタミアではみずがめ座を
太陽が通過する季節がちょうど雨期になる時期でした。
雨は農耕をするうえでとても重要なものだったので、このあたりに水にちなんだ
星座をたくさん配置したのだと考えられています。
やぎ座(下半身が魚)、みずがめ座、うお座、みなみのうお座、くじら座と
かなり広い面積を水関係で埋めています。
中でもとても重要な場所に星座の形はどうであってもネクタルの流れを表現して
雨の恵みを表したかったのではないかと思えるわけです。
星座の形に無理があってもどうしてもこの場所にみずがめ座を作りたかった
というのが星の配列からガニメドの姿が想像できない理由なのではないかと
思います。