秋の星座 -その8- みずがめ座Ⅲ

急速に秋が深まっている感じです。

 

栗林ではイガがいっぱい落ちています。

 

暖かい電柱にトンボがたくさん止まっています。

さて今日はみずがめ座の星の固有名についてです。

みずがめ座とペガスス座にはやたらと「○○の幸運」という固有名を持った
星が多いです。

 

α:サダルメリク  王様の幸運
β:サダルスウド  幸運の中の幸運
γ:サダルアクビア 秘密の幸運
ε:アルバリ    飲む者の幸運

ペガスス座では
θ:バハム     家畜の幸運
ζ:ホマム     英雄の幸運
以下は写真から外れていますが
η:マハル     雨の幸運
λ:サダルバリ   優れた者の幸運

と言うわけで「幸運」の大安売りといった感じです。

前にも書きましたが、星座の確立されたメソポタミア文明のころみずがめ座に
太陽が位置する頃に雨期がやってきました。

当時文明を支えていたのは農耕であったため、雨は幸運をもたらすものという
ことから幸福の大安売りとなったのではないかと考えられています。

現代の人は雨というと憂鬱なものと考えがちですが、農耕が産業の主体であった
当時は雨は有難いものと思われていたのでしょう。

余談ですがスタパを開業するときにペンション名をどうしようかあれこれ
考えていたころ「サダルスウド」というという候補もありました。

最終的には分かりやすい(説明しなくてもよい)名称の方が親切だろうということで
スタパに落ち着いたのですがね・・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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