久々に天体写真を撮るⅡ

昨日に続き今日も良い天気。

 

今日はとてもきれいな夕焼け空を見ることができました。

夜には下り坂の天気予報だったのですが、今夜も晴れてくれました。

ようやく天気予報がよい方向に外れだす季節になってきたのかも知れません。

さて、昨晩は久々に安定した天気だったのでかなり遅い時刻まで星空の写真を
撮りました。

写真用赤道儀(ポラリエ)とソフトフォーカスフィルターの組み合わせで、現在
進行中の秋の星座をメインにいろいろ実験も含めて試行錯誤でした。

星座の解説を始めたのはよいのですが、まともな星座写真があまりないので
泥縄式に次に解説する星座の写真を撮って行かないとなりません。

実のところ、ちゃんと写真を撮りためてから始めれば良かったと反省しきり・・・

月が明るいと良い星座写真にならないので、天候の状態や本業の忙しさなども
加味すると一つ一つの星座を良いコンディションで撮影するチャンスというのは
意外に少ないです。

それにその星座のなかにあるお奨めの天体などを自前の写真で紹介しよう
なんて思ったら、望遠鏡にカメラを取り付けて写さなければならなくなり
ますので、たいへんなこと始めちまったもんだと、ちょっとくじけそうな
気がします。

まあ気楽にあまり肩に力を入れずに続けるのがこのブログの基本コンセプト
なので、ブログの方の星座解説は休み休み進めたいと思います。

昨晩は甲府方面に雲が掛かっていたようで、月没後(1時30以降)は素晴らしい
星空を見ることができました。

 

遅い時刻になると冬の星座がすっかり昇ってきます。

タダでさえ明るい星が多くて豪華な冬の星座ですが、今年はおうし座(オリオン
座の上)に木星があってひときわ豪華です。
(甲府方面にある雲が町灯りに照らされて明るく輝いています。)

昨晩はすっかり冷え込んで、ズッと外にいたので寒さになれていない身体には
かなりきつかったので、今シーズン初めてダウンジャケットを着ました。

ちょっと大げさかと思ったのですが快適に星空を眺めることができました。

昼間は暖かいので油断してしまうのですが、星見にはそろそろ冬支度が必要に
なります。

ところで今夜も良い天気。

さすがに月も明るく月没も遅いので星野写真はあきらめ、月の写真だけ撮り
ました。

 

赤道儀改造をしたラプトル50改(口径50mm)にミラーレスのLumixG3を
取り付けての撮影です。

直接焦点撮影といって望遠鏡を望遠レンズとして使う方式です。

コンデジでコリメート撮影(カメラに望遠鏡を覗かせて取る方式)よりもさらに
お手軽です。

昨日のSky90(口径90mm)より良く写っている感じです。

昨日今日と天気はよいのですがシーイングが悪く、口径が小さい分シーイングの
影響を受けにくいのが効いているようです。

今年はこのシステムで月の満ち欠け連続撮影に挑戦しようかと思います。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 天文関係, 星空, 月・惑星, 望遠鏡・機材 パーマリンク

久々に天体写真を撮るⅡ への4件のフィードバック

  1. Nikon 8cm のコメント:

    スタパ オーナーさま

    昇るオリオン座の写真、とってもキレイですね。ソフトフォーカスフィルターは
    確かに星座を目立たせるのには魅了的なツールになりますね。

    この夜は私も久しぶりの星空に我慢出来ず、富士見高原に行きました。この同じ雲を
    少し違う角度から気にしながら、M78を撮影してきました。

  2. スタパオーナー のコメント:

    Nikon8cmさま
    いつもありがとうございます。
    確かにソフトフォーカスフィルターを着けての写りは派手に星座を表現する
    のには良いですが、現実とかけ離れた感じになってしまうという弊害もある
    ので好き嫌いの分かれるところですね。

    カメラの焦点距離などによっても効果が変わるので、思い通りの表現をする
    ことができるようになるためには、いろいろなフィルターを試さなければ
    いけないかも知れず、かなり奥が深いように思います。

    ある意味分け入ってはいけない沼にはまり込んだかも知れないと感じています。

    上弦過ぎの条件で遠征とは気合いが入っていますね。

    富士見まで行けば雲の影響も少なくて、しかも雲が蓋になっているので
    月没後はとても良い条件だったのでしょうね。

    M78のアップが楽しみです。

  3. Nikon 8cm のコメント:

    スタパ オーナーさま

    またまたの書き込みをお許し下さい。

    ソフトフォーカスフィルターの良さを活かしつつ、やり過ぎを防ぐ方策として、
    同一構図でフィルターを装着した条件と外した条件で撮影しておき、後で
    両者をコンポジットするというアイデアを先日に読みました。
    天文ガイドの2-3年前の入選作ですが、それでは1:3でコンポジットすることで
    自然な感じに仕上げていました。

  4. スタパオーナー のコメント:

    Nikon8cmさま
    ソフトフォーカスフィルターについての情報をありがとうございます。
    まだまだ試行錯誤の状態ですが、作品として考える写真を撮るときには参考になりそうですね。
    どうもありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください