秋の星座 -その13- アンドロメダ座Ⅰ

またまた昼間良い天気で夜曇る悪循環パターンに・・・

 

しかし、雲のある空は絵になります。

さて秋の星座シリーズ、今日はアンドロメダ座です。

これまでにペガスス座、カシオペヤ座、ケフェウス座の解説の中で何度も
登場しているので、だいたいの星座の位置や星の配列もおわかりなのでは
ないかと思います。

 

頭に位置するα星(アルフェラッツ)がペガススのおへそと共用の星で、そこから
ペルセウス座方面に足が伸びます。

絶世の美女であるがゆえに生け贄にされるところを勇者ペルセウスに救われる
という神話なのですが、この星座はまさに生け贄として海岸の岩に鎖で繋がれた
姿ということになっています。

アンドロメダ座のお奨め天体といえば何と言ってもアンドロメダ銀河(M31)
でしょう。

私たちの太陽系が属する銀河系のお隣にある銀河系ですが、お隣と言っても
230万光年というとんでもなく遠いところにあり、私たちの銀河系より一回り
大きな星の集団だと言われています。

星座ではアンドロメダの膝のあたりにあります。

天の川が見えるような空で場所さえ分かれば肉眼でもあっさりと見えます。

 

あっさりと見えるのですが、肉眼では望遠鏡を使ってもこんなにハッキリとは
見えず、もう少しほっそりした感じに見えます。

まあ遠くにある天の川だと思えば見え方が想像できると思います。

長径が月の6倍もある驚くほど大きな天体なので、全貌を見ようと思うと
かなり低倍率でないと視野からはみ出してしまうので、あまり大望遠鏡向けの
天体ではありません。(大きな望遠鏡は低倍率がだしにくいことが多いです。)

双眼鏡や低倍率の望遠鏡で見ると全貌を見ることができます。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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