秋の星座 -その14- アンドロメダ座Ⅱ・さんかく座

秋の観光シーズン、3連休だというのに今ひとつスッキリしない天候・・・

 

さてアンドロメダ座の続きです。

アンドロメダ座にはM31以外にもぜひ見ていただきたい天体があと二つあります。

1つめはNGC752というナンバーの散開星団です。

この星団はアンドロメダの足下とさんかく座の中間くらいにあり、かなり大きな
星団です。

 

10×50(口径50mm、10倍の意味です)くらいの双眼鏡でもハッキリ見えます。

すぐ近くにゴルフのパターのような星列かあって、大きな(ざらざらした)ゴルフ
ボールのすぐ近くに飾ってあるようで面白い眺めです。

星団自体は20倍くらいで見るのが一番きれいに見えると思います。

もう一つのお奨め天体は二重星のγ星(アルマク)です。

金色の主星と薄青の伴星の色の対比は見事で、ぜひ見ていただきたい天体の
ひとつです。

はくちょう座のアルビレオと同じような色の一対ですが、アルマクの方が
離角が小さいので、より濃い感じがします。

アンドロメダ座の足下にはさんかく座があります。

星なんてどこをどうやったってみ~んな三角につなげられるので、なんで
こんな星座があるの?と思ってしまいます。

それほど明るい星で作られているわけでもないし、直角三角形というわけでも
ない、何とも中途半端な三角です。

でも実際の夜空では絶妙な大きさで、一度見つけてしまうと、なるほど三角以外
には見えなくなる不思議な星座です。

古くからある星座なので、昔の人もそんなふうに見えたのかと思うとちょっと
面白いです。

さんかく座にはアンドロメダ銀河(M31)についで大きな系外銀河M33があります。

 

M31とおなじくすぐお隣の銀河系です。

渦巻きを真上から見ている形なので、中心部以外は非常に淡く見付けるのに
苦労しますし、有名なわりにはハッキリ見えなくてガッカリしてしまうような
見え方しかしたいことが多いです。

空の条件が良いときには月と同じくらいの大きさがあるので、その大きさに
呆れるほどです。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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