今日も空気が澄んでカラマツの黄葉がきれいでした。
昨晩(というより今朝の)月です。
月は下弦を過ぎると見えている部分の大半が平坦でうす暗い海の部分になる
ので、拡大して撮影すると少し寂しい雰囲気になります。
何となくもの悲しい秋の夜更けにはピッタリという感じもしますけれどね・・・
さて今日の「秋の星座」シリーズは「うお座」です。
うお座はお誕生日の12星座のひとつでもあるので、名前だけは良くご存じ
だと思います。
でも実際の夜空で見付けようと思うとかなり苦労します。
一番明るい星でも3.6等星なので、有名なわりには都会ではとうてい見付ける
ことができない星座のひとつです。
でも星のきれいなところではペガススの四辺形を挟むようにV字形の星の
並びが意外に簡単に目に入ってきます。
また、ペガススの四辺形の下(南)にあるつぶれた輪っかはよく目につきます。
この星の並びからは「どこが魚なの?」といった感じかも知れないのですが、
星座絵ではα星のアルリシャ(またはアルリスカ:ヒモという意味)を起点に
2本のヒモが伸びそれぞれの先に魚が結ばれているという姿が描かれています。
この魚、やぎ座のパーンさんが化け物に追いかけられて化け損なった時に、
うまく魚に変身して逃げおうせた二人の神様の姿だといわれています。
美の女神ビーナスとその子供キューピッドで、逃げるときに離ればなれに
ならないよう、お互いをヒモで結んだという神話が星座になっているわけです。
うお座が暗い星ばかりで見付けづらいのは、深く潜って化け物に見つからない
ようにしているからかも知れません。