秋の星座 -その22- うお座Ⅱ

紅葉が進むにつれて落ち葉の量がドンドン増えて行きます。

 

車の通らない道は落ち葉で埋め尽くされてしまいます。

昼間はそれほど寒いと思わないのですが、夜なると冷え込みがきつくなって
来たので今日は今期初薪ストです。

 

薪ストが点くと気温計の値が同じでも、室内の赤外線量の違いか体感温度が
全く違って暖かく感じますので、一度点けてしまうと病みつきになります。

さて今日も「うお座」の続きです。

うお座は明るい星も少なく、形も魚を想像できる星座ではないのでどちらかと
いえばマイナー星座の部類なのですが、黄道12星座のひとつであるだけでなく
星空の座標や暦の基準点となる春分点があるため天文学的にはかなり重要な
ポジションにあります。

と、言い訳してみたところでそれは「オタク」レベルの話で、見た目にはあまり
花のある星座ではありません。

さらに残念なのは望遠鏡を使って見回してもあまり楽しい天体がないことです。

強いていえばM74(メシエ天体カタログの74番)という星雲星団の中では
メジャーな天体があるのですが、メシエ天体の中でも特に見えにくい天体の
ひとつです。

 

フェイスオン銀河といって銀河を上下方向から見る形の系外銀河です。

系外銀河の場合斜めや真横から見るようなものの方が光の密度が高くなり
見えやすく、フェイスオンだと見えにくいというとくせいがあるので、
写真のようには見えないのです。

スタパの40cm望遠鏡で見ても中心部以外は何かがホンワカとある・・
という感じにしか見えません。

というわけで肉眼で見ても望遠鏡で見てもあまり楽しめない、ちょっと
残念なうお座でした。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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