PENTAX Q 登場

スタパ周辺の紅葉もそろそろ見納め。

 

高原大橋の眺めもだいぶ枯葉色になってしまいました。

昨日は夕方まで晴れていたので油断していたら薄明終了時にはしっかり曇って
しまい月の写真を撮ることができませんでした。

この朔望期の連続撮影は3でストップです・・・・ん~、残念・・・

とはいえ気を取り直して今夜も撮りました。

 

例によってラプトル50(改)+LumixG3による直接焦点撮影です。

この組み合わせでの月の撮影と画像処理の手法がだいぶ安定してきたので、
今シーズンはこのセットで朔望の連続撮影をしたいと思っています。

撮影手法や処理のノウハウなどはいずれ紹介したいと思います。

さて今日の本題。

秋になって物欲が止まりません・・・・(^^;)

 

1ヶ月ぐらい悩んだあげく買っちゃいました「PENTAX Q」

facebook友達のU浜さんが楽しそうに使われて、結構すごい写真を撮られて
いるのを見て、ついお仲間になってしまいました。
(もっともU浜さんはPENTAX党、私は強いて言えばCANON&PANA党かな)

この「PENTAX Q」(以下Qちゃん)、今はやりのミラーレス一眼なのですが、
センサーサイズが普通のコンデジと同じモノを使っています。

ミラーレスと言うよりレンズ交換のできるコンデジと言ったほうが近いかも
知れません。

でも機能的には本格的なデジ一眼と同じような細かい設定ができるので、
とにかくいろいろ楽しく遊べるカメラなんです。

以前天体写真に強いコンデジとして紹介して使っていたキヤノンのS95よりも
最高感度の点では少し劣りますが、露光時間はかなり自由度が高いです。
(S95の最高ISO感度は3200、最長露光時間は15秒、Qちゃんはそれぞれ1600、
120秒です。)

S95の後継機S100もS110も長秒露光の設定をするとISO感度が強制的に80に
設定されてしまうという「天体写真は撮らないで下さい」というカメラに
なってしまい思い切り盛り下がってしまっていたのです。

で、そこに一筋の光を射し込んだのがQちゃんというわけです。(大袈裟かな?)

センサーが小さい分コリメート撮影に用いれば大きな縮小率が得られるので、
F値を小さくしやすい(=露光時間を短くできる)です。

またレンズを外すことができるので、望遠鏡に直接つなげれば超望遠レンズ
として利用することができます。

実はここでもセンサーが小さいのが効いてきて、望遠鏡の焦点距離の5.5倍が
35mm換算の焦点距離の画角に等しくなります。

ちなみにいつも月の写真を撮っているラプトル50の焦点距離は600mmですから
これにQちゃんを付けると3300mmという超望遠レンズになります。

この組み合わせで月を撮ると・・・

 

ノートリミングで月がいっぱいに写ります。(満月になったらはみ出しますが、
正直なところいつものG3よりも良く写っているくらいで驚きました。)

というわけで天体写真用コンデジとしては最強だと思います。
(実際にはもう後継機のQ10が発売になっているので性能的にはそちらが若干
優れているようですが、ディスコン間近のQちゃんはビックリするほど安く、
単焦点の明るいレンズのキットがあるのでコストパフォーマンスはこちらが
圧倒的に高いです。)

そんなわけでしばらくお休みしていた「コンデジで天体写真」シリーズも
また再会できたら良いかな・・・と思っています。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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PENTAX Q 登場 への4件のフィードバック

  1. hokuto7 のコメント:

    こんばんは
    FBでお世話になっています。
    U浜です(*^_^*)

    Qちゃん、いっちゃいましたね~
    本当に楽しいカメラです。
    実は昨年、発売される以前から注目していました。
    特にオーナーも書かれている通り、センサーサイズから得られる望遠効果です。

    マウントアダプターがあれば、手持ちの300mmが1650mmの超望遠に・・・しかもF4の(*^_^*)
    ところが発売されてからのレビューをみると、シャッター機構が原因のコンニャク現象?
    とにかく動くものを撮ると像がグニャグニャに写る・・・
    野鳥撮影にと考えていたので一気にテンション低下。

    そして、今回Q10の発売に合わせるかのように、純正のマウントアダプター発売。
    これにはメカニカルシャッターが組み込まれていて、例のコンニャク現象が起きない。
    それを知って、再びQちゃん熱再発(^_^;)
    Q10に手が出かかっていたのですが、基本仕様はほとんど同じということと、マグネシウムボディーに釣られてQに落ち着きました。

    マウントアダプターも購入しましたが、スタパオーナーさんの記事を真似て、コリメート方式でオリオン座M42を撮ってみたんです。
    するとビックリするくらい鮮やかに撮れたので、以来Qちゃんによる銀河撮影を続けていこうと計画中です。

    オーナーならきっと有効に活用されると思いますし、また新たな可能性も引き出して頂けるんじゃないかと楽しみにしています(*^_^*)

  2. スタパオーナー のコメント:

    hokuto7さま
    hokuto7さんに背中を押されて踏ん張っていたのですが、いろいろ楽しそうですし、
    Q10が出てQチャンの方が底値状態になっていたので我慢できずにポチりました。

    Q10も検討しましたが、Qちゃんのほうはコリメート向けの明るい単焦点のキットがあり、
    こちらの方が天体写真向けしてはお手軽に遊べそうだったので選びました。

    hokuto7さんのようにPENTAX党ではないのでレンズのバリエーションは限られますが
    純正のマウントアダプター(これも同時購入しましたョ)と組み合わせると色々面白そうですね。

    色々な組み合わせでしばらく遊べそうで、とても楽しみです。

  3. hokuto7 のコメント:

    おはようございます
    Qちゃん楽しんでますね~(*^_^*)
    ラプトルとの相性は良いようですね!
    自分は野鳥用に…と購入したものの、野鳥はやはりデジスコです(^_^;)
    それと手持ちのレンズはQちゃんでは全て望遠レンズになってしまいますんで、今のところは単体で楽しんでいます。
    キングというメーカーの魚眼コンバージョンレンズを常用しています。
    周辺部の像は愛嬌ですが、魚眼の楽しさを知ることになり、結局ペンタックス純正の魚眼ズーム買ってしまいました(>_<)ゞ
    先日、アストロアーツの投稿写真でQちゃんで撮影した木星が投稿されていました。
    Qちゃんの動画から処理されていたので、試してみたいと思っています。
    木星などはS95の動画から処理していますんで、Qちゃんが使えれば乗り換えようと思っています。
    スタパさんの40センチでも是非試してみて下さい(^_^)ノ

  4. スタパオーナー のコメント:

    hokuto7さま
    久々にワクワクしていますね。
    魚眼ですか・・・
    これまでそこだけは手を出さずにスルーしてきたのですが、またしてもhokuto7さんの魔の手が・・・(^^;)
    動画で惑星は是非試して見たいと思っている項目です。
    コリメートがよいのか、直焦orバローなどの組み合わせがよいのか楽しい悩みです。(^o^)

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