今日は朝起きると雪景色・・・
でもこの時期にしては気温が高く、午後には陽が射しはじめて、道路の雪は
ほとんど融けてしまいました。
夜には天候がすっかり回復して、今夜も月の写真が撮れました。
今夜はシーイングが悪くあまり良い写真にはなりませんでしたが、それでも
そこそこの写りかなと見えてしまうのは画像処理の効果によるところ大です。
ちなみに上の写真の元画像はこれです。
何とも寝ぼけた画像です。
今日はどうしたらこの写真が上の写真のようになるか秘伝のワザ(^^;)を
公開します。
私が通常ネット公開用に使っている画像処理ソフトは「XnView」というフリー
ウエアのソフトです。(「XnView」で検索して頂くとすぐにダウンロード
サイトを見付けることができると思います。)
画像処理ソフトというよりは画像ビュワーソフトでオマケとしていろいろな
機能が付加されているといった感じのソフトです。
撮影した画像をこのソフトで開き、以下の処理をしています。
1.月画像の切り出し
画角に対し月の大きさが適当なサイズになるようトリミングをします。
私の場合、LumixG3+ラプトル50(焦点距離600mm)では2000×2000ピクセルで
切り出しています。
(月が大きく写るPENTAX Qとの組み合わせではトリミング無しです。)
2.ガンマ/コントラストなど調整
メニューバー>画像>修正>明るさ/コントラスト/ガンマ・・ を選択して
ガンマやコントラストなどを調整します。
月の模様がバランス良くできるだけハッキリするように調整します。
3.画像サイズ変更
2000×2000ピクセルで切り出した画像を、ネットにアップするのに適切な
サイズに縮小します。
私の場合800×800ピクセルにしています。
3.ピント強調とエッジ強調
メニューバー>フィルタ>効果 を選択して効果ウィンドで「ピント強調」を
選びOKをクリック。
もう一度効果ウインドを開き今度は「エッジ強調」を選択。
月のエッジ部ができるだけ自然に表現される範囲でパラメータの数字を上げて
行きます。(私の場合、その日の画像の出来により65~90くらいにしています。)
ピント強調とエッジ強調をダブルでかけるのがポイントです。
画像が大きいサイズのままですとこの処理の効きが弱いので、800ピクセル
程度に縮小してから行うのがベターです。
(ここではネット掲載を前提に説明しています。高ピクセルのプリントアウト用
データはまた少し別の組み合わせて処理する必要があります。)
文章で書くとたいへんそうですが、実際の作業は使う画像が決まれば1~2分の
作業で難しいソフトを使わなくても超お手軽に月面写真の処理ができてしまいます。。
処理そのものより、シーイングの悪い日にはたくさん写してその中から写りの
良いものを見付ける作業のほうがたいへんなくらいです。
写りがイマイチだなぁと思える画像も見違えるほどになりますよ!(^_^)v