冬の星座 -その2- おうし座

昨晩22時過ぎから良く晴れて、今日も一日良い天気。

 

空気がクリアで富士山もよく見えます。

 

夜も月が明るく、まん丸でとてもきれいでした。

 

厳密には今日の13時38分が満月なので、ほんの少しだけ右側にクレーターが
見えだしています。

外を見ると明るくて、ずーっと夕方が続いているような感じです。

さて今日は「冬の星座」シリーズ第2弾「おうし座」です。

おうし座も前回のエリダヌス座同様冬の先駆けの星座と言えます。

 

秋の夕刻にスバルが昇ってきて、冬が近い事を知らせてくれるようになります。

おうし座は黄道12星座のひとつなので知らない人はいないと思いますし、星座
神話も有名で、女癖の悪いゼウスがテュロスの王女エウロパをナンパするのに
雄牛に化けてかっさらうと言う、しょーもない物語をご存じの方も多いと思い
ます。

エウロパをかっさらって行った先がその名にちなんでヨーロッパになったという
逸話も有名ですね。

またエウロパというと木星の衛星を思い出す方もあるかも知れません。

木星=ジュピターはゼウスのことで、木星の四大衛星、イオ、エウロパ、
ガニメデ、カリストはいずれもゼウスの毒牙に掛かった人物です。
(ガニメデは男の子のなんですけどね・・)

さて、おうし座といえば何と言ってもスバル(=プレアデス星団:M45)です。

 

スバルは散開星団という若い星たちの集団のひとつです。

スバルの場合は青白い星が多くとりわけ若い星たちの集団だといわれています。
(青白く輝く星というのは非常に高温ですぐに燃え尽きてしまう寿命の短い星で
そういう星がまだ燃え尽きていなくてたくさんあるというのは、星団全体がまだ
若いと言えるからです。)

散開星団の中でも地球にわりと近く(約400光年)、明るい星が多いため、都会
でもぼんやりと見えるほどですので、古今東西で様々な名前で呼ばれて親し
まれています。

肉眼で見えるくらいですので、かなり大きく望遠鏡であまり倍率を上げて見て
しまうと、却って面白くありません。

 

スタパの40cm望遠鏡で見るとこんなふうにしか見えなくで却ってガッカリして
しまいます。

スバルを見るときは双眼鏡や30倍以下の望遠鏡がお奨めです。

続く

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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