連休2日目、今日も良い天気。
いつもはわりと閑散としている高原大橋にもたくさんの車が絶えず流れています。
さて今日はしし座の続きです。
しし座にはたくさんの系外銀河があります。
数ではおとめ座に負けるのですが見応えという意味ではしし座の方が上なのでは
ないかと思います。
しし座の系外銀河と言えばなんといってもM65-M66-NGC3628のトリオです。
低倍率の望遠鏡ですと3つを同時に見ることができるのですが、スタパの40cm
ですとM65-M66が同時に見えます。
左がM65、右がM66です。
肉眼ではここまではっきりとはわかりませんが、微妙に形が違うのがわかります。
せっかくですのでNGC3628もご覧ください。
条件の良いときには中央の暗黒帯を見ることができます。
しし座にはもう一組、M95-M96-M105という系外トリオがあります。
M65-66よりも少し離れているのでかなり低倍率でないと一望ができないのと
個々の銀河が暗めなので、少しインパクトに欠けます。
でもM105はそれ自体が2個の系外銀河を従えているので、見て楽しい対象です。
系外銀河というのは、まあ遠くにある天の川のような存在なので、天の川が
見えるような環境でないと望遠鏡で見てもよく見えないものです。
どんなに高性能の望遠鏡を使っても、空が明るい都会の空では見ることが
できません。
暗くて澄んだ空と高性能(=大口径)の望遠鏡があって初めてよく見えるように
なるので、天文ファンの間では系外銀河を見るというのはとても贅沢な
楽しみでもあるんですね。(とてもマニアックですが・・・何か?)