春の星座 -その7の2- おおぐま座(その2)

昨日からの雨が一日降り続いています。

霧に包まれたり、霧が晴れたり、めまぐるしく景色の変わる一日でした。

木々の緑は雨に洗われて一段と鮮やかに輝いている感じです。

まさに恵みの雨なのですが、なにも週末でなくても良いと思う・・・。

さて春の星座シリーズ「おおぐま座」の続きです。

おおぐま座の見所はミザールだけではありません。

たくさんのメシエ天体があり、わりと見えやすいものがいくつかあります。

おおぐま座のM天体の中で一番見えやすくて見応えがあるのは系外銀河の
M82だと思います。

爆発銀河と呼ばれ、爆発的に星が形成されているそうで複雑な暗黒帯が入り
組んでいます。

肉眼ではここまで見えませんが、何となく明るさにムラがあるのがわかります。

M82の近くにはもう一回り大きな系外銀河M81があります。

このM81写真うつりは良くてきれいな腕が写るのですが、肉眼では中央の
バルジの部分だけしか見えないことが多いです。

スタパの空では年に1~2度条件のすごく良いときにかろうじて2本の角が
でているのを見ることができる程度です。

M81・82は大熊の頭のあたりにあり(大きな星座ですので)、油断すると
早い時期に西に傾いてしまいます。

春の早い時期に見るのがお勧めです。

惑星状星雲M97(ふくろう星雲)は星雲の中に黒い丸が二つ見えてフクロウの
顔のように見えることからこの名前で呼ばれています。

肉眼では星雲の存在自体ははっきりわかるのですが、目が2つあるとわかる
ことはあまりないのですが、系外銀河が多い春のM天体の中で何となく気になる
天体です。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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