今日もスッキリしない天気
何となく霞んでいます。
午後には雲が低くなってきて雨が降り出してしまいました。
さて、春の星座シリーズ、今日は「かんむり座」です。
かんむり座は春の星座であるうしかい座と夏の星座であるヘルクレス座の
ちょうど中間にあります。
7つの星が半円形に並んで、本当に冠のようなまとまりのある形をして
います。
神話ではクレタ島の王女アリアドネの冠ということになっているそうです。
かなり複雑で悲しい物語なのでここでは割愛させて頂きますが、ギリシア神話
というのは本当に昼メロもびっくりな愛憎ドロドロの世界ですね。
ところでこのかんむり座、わりと小さな星座ということもあって、あまり見所に
なる天体はありません。
かんむり座Rという突然姿をくらましてしまう有名な変光星があるのですが、
明るさの変化を観測できると楽しいのですが、普段はやや赤みがかったただの
星なのであまりおもしろくありません。
春と夏の星座の間奏なのであっさりしているわけではないと思いますが・・・
さて春の星座シリーズは今回で終わりです。
まだ紹介していないマイナーな星座もありますが、マイナー星座はまた別の
機会に紹介したいと思います。
八ヶ岳の長野県側,茅野市在住の変光星観測者です。近くなので宿泊する機会はあまりなさそうですが,ブログはいつも楽しく拝見させていただいています。
かんむり座Rはいつになく長期の減光を継続中です。ですので,いつもなら双眼鏡でも見えるはずなのに,今は11等級程度で望遠鏡でないと見えません。いつ通常光度に戻るか注目されています。ふだんはいつ減光するかが注目点だったのが逆転しているわけです。たしかに見栄えはしませんが,双眼鏡で見える程度に増光したのを見つけたら,今ならちょっとした発見になりそうです。
いっかくじゅう さま
いつもご購読ありがとうございます。
諏訪、茅野方面は変光星観測者が多いんですかねぇ・・・
今まで見えていなかった星が急に見えるようになるとか、逆にどんどん暗くなるとか、
劇的な場面に立ち会えると変光星観測が病みつきになるかも知れませんね。