今日は午後から天候不順。(朝は良い天気だったんですがねぇ・・)
午後には一時的に激しい雨が降りました。(マルスの散歩中で
ずぶ濡れになりました。)
さて今日は「夏の星座」シリーズ、ヘルクレス座です。
ヘルクレス座はギリシア神話の勇者ヘラクレスの星座です。
なのでヘラクレス座といっても良さそうなものですが、天文学の
世界では国によって発音が違うのをできるだけ避けるために、
ヨーロッパ系言語のルーツであるラテン語の読みを使うことに
なっています。
ですから勇者ヘラクレスといってもOKなのですが、ヘラクレス座と
言ってしまうと「こいつ素人だな・・・」と思われてしまうので 要注意です。
ヘルクレス座はこと座よりも先に昇る初夏の星座と言えます。
星の並びはこと座とかんむり座の間にある「K」のような並びが
目印で、これに頭の星(ラースアルケチー)や手足を繋げて全貌を
つかむことができます。
ただ「K」の並びの星たちでさえ3等星前後の明るさしかないので
星のかなりきれいな場所でないと全貌を見ることはできません。
でも全貌が見えると予想外に大きな星座であることがわかります。
それもそのはず、ヘルクレス座は全天88星座のうちうみへび・
おとめ・おおぐまに次いで第4位の面積を持つ大きな星座なんです。
あまり明るい星がなくて、無理矢理繋げて大きな星座になってしまう
ように思いますが、一説には大きな功績を残したヘラクレスをねたんだ
神様が暗い星ばかりにしてしまったという話もあります。(続く)