アンドロメダ銀河を見よう

今日も良い天気

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カラマツが少しずつですが(でもはっきりと)黄色くなり始めました。

さて昨日はカシオペヤ座が見頃だと書いたのですが、カシオペヤが
一番高く昇る頃、カシオペヤさんの娘であるアンドロメダはちょうど
頭の真上(天頂)付近にいます。

CANON Eos6D SAMYANG35mm/1.4 F2.8/30sec/ISO3200 ProSofton使用 VixenPOLARIEにて追尾

CANON Eos6D SAMYANG35mm/1.4 F2.8/30sec/ISO3200 ProSofton使用 VixenPOLARIEにて追尾

スタパのゲストの場合、アンドロメダというと星座のお話よりも
アンドロメダ銀河(M31)のほうに興味がある方が多いです。

M31は私たちの銀河系のすぐお隣にある銀河です。

「すぐお隣」といっても230万光年ほどの途方もない距離にあります。

途方もない距離ではあるのですが、宇宙のスケール感で考えると
それほどでもない感じがします。

というのは私たちの銀河系の直径が10万光年といわれているので、
M31まではその23倍の距離にあたります。

でも地球の直径(13000km)と地球に一番近い天体である月までの距離
(38万km)では30倍ほどの距離なので、銀河系レベルのスケールで
考えればそんなに遠くないと思えるわけです。

そんなわけでこのM31は地球から見ても意外に大きな天体で、しかも
空の条件の良いところでは肉眼で普通に見えます。

もちろん遠くにある天の川ですから、慣れないうちはそこにあると
思って見る必要があります。

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β星(ミラク)からμ(ミュー)-ν(ニュー)と辿った先にM31があります。

空の条件が悪いとたちまち見えなくなってしまう(たとえば半月よりも
大きな月があるなど)ので空のきれいな場所でぜひ探して見て下さい。

肉眼ではかすかにしか見えないかも知れないのですが、230万年
前に彼の地を旅立った光が今自分の目に入ると思うだけでも感動できる
のではないかと思います。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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