今日も良い天気。
昨晩(というか今朝)、11日ぶりに話題のアイソン彗星の撮影する
ことができました。
ここ10日間というもの(この季節にしては珍しく)ずっとゲストが
続いていました。
ゲストがある日というのは睡眠時間が5時間前後になってしまうことが
多く、ゲストが続くときに早朝に早起きして観測となるとさらに睡眠
時間を削らなればならないので、なかなか難しいです。
途中何度か目覚ましをセットして寝たのですが起きることができ
ませんでした。
でも彗星はこの先ドンドン太陽に近づいて行くし、月も近づいて
撮影がしづらくなるので、今朝はちょっと無理をして早起きをしま
した。
![アイソン彗星(C/2012 S1) 2013.11.19 05h05m-09m (10sec×21) ZenithStar80(80mm/f=545mm)+Eos6D ISO3200 メトカーフコンポジット](https://star-party.jp/wp/wp-content/uploads/2013/11/131119_C2012S1_1968_1989_3-400x266.jpg)
アイソン彗星(C/2012 S1) 2013.11.19 05h05m-09m (10sec×21) ZenithStar80(80mm/f=545mm)+Eos6D ISO3200 メトカーフコンポジット
明け方、薄明との競争でなかなか手に汗握る撮影でした。
シーイングが強烈に悪く、低空ということもあって40cmでは星像が
ぼけぼけになってしまうほどの状態で、肉眼ではほとんど尾の存在を
見ることができませんでした。
この焦点距離でもピントが甘い感じです。
右側の明るい星はおとめ座スピカで、よく見るとスピカのあたりまで
たなびくように尾が伸びてフレームアウトしているのがわかります。
薄明の中、尾を表現するためにかなりきつい処理をしているので 汚い
画像になってしまいました。
尾の流れが判るようにネガポジを反転させたのがこちら・・・
11日間の間にずいぶん尾の長さが大きくなったものです。
さて今夜も良く晴れてくれましたので、月の写真です。
昨日よりもだいぶ気流が安定していて、気持ちよく写すことが
できました。
おお!この日特有のふにゃふにゃとしたイオンテールがしっかり写ってますね~!
しかし、フルサイズとはいえ、F6.8、ISO3200、10秒露出を21枚重ねただけで
ここまで尻尾が写りますか。素晴しい!
くっしーさま
どうもありがとうございます。
かなり無理な処理を掛けてやっとあぶり出しました。
こんなに長く写ると思っていなかったので、もっと彗星核を端にしておけば良かったと残念に思っております。