スピ・スイ・スイ(スピカ・彗星・水星)

ここのところ冬になってしまったかのように好天が続きます。

131121fuji

11月に入ってからの晴天率は8割を超えていて冬並みですし、
ここ数日はほとんど雲に邪魔をされずに星を見ることができています。

昨晩は早めに休もうと思ったのですが、メールの返事を書いたり
ブログを書いたりしているうちに遅くなってしまい、結局寝ないで
そのままアイちゃん(アイソン彗星)に会いに行くことにしました。

昨晩(=今朝)のアイちゃんはおとめ座の一等星スピカと、水星の
中間あたりに並ぶ位置関係で「スピ・スイ・スイ」と並ぶ日でした。

アイソン彗星(C/2012 S1) 2013.11.21 05h21m TAMRON70-200mm/2.8 100mm/F5/6sec Eos6D ISO2000 トリミングあり

アイソン彗星(C/2012 S1) 2013.11.21 05h21m TAMRON70-200mm/2.8 100mm/F5/6sec Eos6D ISO2000 トリミングあり

右上の輝星がスピカ、中央からやや右下にあるのがアイソン彗星、
左下の薄明の中にあるのが水星です。

写真うつりの良いアイちゃんですが、肉眼では見えていませんでした。

昨日と同じ画角で撮影したのがこちら

アイソン彗星(C/2012 S1) 2013.11.21 05h05m-08m (13sec×12) TAMRON70-200mm/2.8 200mm/F5 Eos6D ISO2500 コンポジット

アイソン彗星(C/2012 S1) 2013.11.21 05h05m-08m (13sec×12) TAMRON70-200mm/2.8 200mm/F5 Eos6D ISO2500 コンポジット

スピカ(右上の輝星)との位置関係が写野のギリギリ端と端になって
しまいました。

日毎に太陽に近づいているので、薄明の中にドンドン入ってゆく
ことになり、撮影はだんだん厳しくなって行きます。

昨日と同様、尾の形などをわかり易くするため白黒反転画像を貼って
おきます。

131121C2012S1_2058_2070_23

尾は意外に長く伸びていて、スピカとの中間よりもスピカよりの
ところまで伸びている感じです。

Eos6Dで200mmのレンズを使うと長辺の画角が10.8°になるのですが、
その半分くらいはありますので、5°程度の尾が写っていること
に なり、順調に育っている感じではあります。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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