40cm望遠鏡の小改造

まずは昨晩の月。

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昨晩も良く晴れていましたが、シーイングは非常に悪く、月の縁が
ギザギザになってしまいました。

気流の影響を受けにくい小口径(5cm)のラプトル50なのでなんとか
絵になっているという感じです。

今日も少し雲はあるものの青空が広がっています。

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今日は長年の懸案事項であった40cm望遠鏡の小改造を敢行しました。

今回の改造はアクセサリー取り付け用のダブテイルプレートの取り
付けです。

従来から40cm望遠鏡にはサブスコープを同架しているのですが、
この同架用の仕組みは照明用のレールを加工して自作した物で、
強度的には非常に弱く、かなり無理がある物でした。

130725LX200-40

たわみが大きいので、主鏡の向きにより主鏡との光軸が大きく狂う
ので、その都度調整をしなければならないという欠点がありました。

落ちなければいいや・・・くらいに軽い気持ちで作ったまま10年
くらいそのまま使ってきたのですが、こんかい思い切って純正の
ダブテイルプレートという部品を付けました。

部品代が5万8千円とかなり高価なので躊躇していたのですが、
スタパの利益を稼ぎ出してくれている望遠鏡ですから少しお金を
掛けてあげてもよいかな・・と考えることにしました。

で、ダブテイルプレートを取り付けたところです。

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従来とは比べものにならないくらいガッチリしています。

それもそのはず、このプレートを介して鏡筒そのものを別の架台に
取り付けることができるようです。

これにスライド式のアダプターを介していろいろな部品が取り付け
られるのですが、重心が高くなるので今回は微動雲台を直づけ
しました。

従来は微動雲台に鏡筒バンドを直づけしていたのですが、今回は
別鏡筒への換装を容易にするためアリミゾアダプターを取り付け
ました。

131223LX200_2

作業が完了したのが日没後で暗くなってしまいましたが、なんとか
改造を完了しました。

これで使い勝手が大幅に良くなってくれることでしょう。

今回は予算の都合上、サブスコープを取り付ける上側だけダブテイル
プレートを取り付けました。

下側はカウンターウエイトの取り付けのみなので当面は従来の
ライティングレールで行こうと思うのですが、格好を考えると
やっぱり下側もダブテイルプレートにしたいなぁ・・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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