三日月と金星

今日も良い天気・・・・

140103stapa

・・・だったのですが、午後から薄雲が出たり消えたりのはっきり
しない天候になってしまいました。

今夜は3大流星群のひとつ「しぶんぎ座流星群」だというのに、
今ひとつパンチに欠ける夜空になっています。

さて今日は今年初めて月の撮影をしました。

140103moon_2225

かなり細い月齢1.9の月です。

実は昨日も撮影できないかと、夕方(夕食の準備で忙しい時間帯ですが)
狙ったのですが、高度が低くて雲に邪魔され撮影できませんでした。

新月から数えて3日目の月ですので、これが本当の三日月です。

細い月なら何でも三日月と言ってしまうことが多いのですが、本当の
ところそれは間違いなんです。

新月から3日目くらいになると月が太陽から離れて見やすくなるので、
月齢をベースにした暦(太陰暦)を使用していた時代には、その月に
最初に見える月になることが多いので、わざわざ名前を「三日月」と
つけて重用したと考えられます。
(新月の翌日の二日月もごく稀に(昨日私が狙ったように)見えることが
ありますが、かなり良い条件が重ならないと見えないです。)

今夕は月の右下に金星が見えていました。

地球より内側を公転している金星ですが、一頃よりだいぶ太陽に
近づいてきました。

これは太陽と地球の間にドンドン入り込み始めているので、望遠鏡で
金星を見ると三日月型に見えています。

140103Venus

この写真は上の月を写したのと同じ望遠鏡(ラプトル50)とカメラ
(Nikon1V1)で写し、等倍切り出しをしています。

1月11日に内合(ちょうど太陽と地球の内側に入る)になるので
夕空の金星はそろそろ見納めになります。
(月末には明けの明星として輝くようになります。)

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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