今日も八ヶ岳ブルーな良い天気。
夕方には残雪に夕日が映えてきれいでした。
さて今夜はおおぐま座のメシエ82(M82)に発見された超新星を
撮影してみました。
M82というのはおおぐま座の背中のあたりにある系外銀河で、私たちの
銀河系から1790万光年(2014天文年鑑調べ)のところにあります。
かなり遠いようですが、アンドロメダ銀河(230万光年)は別格として
系外銀河としてはかなり近いところにある銀河です。
すぐ近くにM81という系外銀河があって、この引力の影響でM82では
爆発的に恒星が生成されているらしいです。(左がM82、右がM81)
このためM82の中には大きな暗黒星雲や赤い星雲がたくさんあって、
銀河そのものがオリオン大星雲のような状態になっているようです。
今晩の写真と、以前撮影したものを並べて見ます。
明らかに古い写真にはない星が今夜の画像に写っています。
M82が私たちに比較的近いこともあって超新星としてはかなり明るい
ものとして業界では話題になっています。
もちろん私たちの銀河系で超新星爆発があれば肉眼で見えるほど
明るいものになるのですが、ひとつの銀河で超新星が発生するのは
2~300年に一度くらいの確率らしいです。
というわけでほとんどの場合超新星というと、よその銀河のもの
なので、とても遠くてくらいものしか観測できません。
ところで超新星というと新しい星が生まれたと勘違いされている
かたが時たまいるのですが、実際には星が寿命を終えるときに
最後に爆発を起こして終わるときの現象です。
「新」星と書くので紛らわしいですが、太陽の質量の8倍以上20倍
くらいまでの恒星は寿命を終えるときに爆発して何十万倍の明るさに
輝いて一生を終えると考えられているんですねぇ。
さて、昨晩の月。
気流が非常に悪くとてもねぼけた絵になってしまいました。
冬は気流が悪い日が多いです。
おお、もう撮影されたのですね。
私もアストロアーツのニュースをみて、この週末に撮りたいと
画策していますが、土曜日は今のところ予報が悪そうなので
どうした物かと思っています。
明日は宜しくお願いします。
くっしーさま
Eos6Dを買ってからほとんど40cmに付けて撮影していなかった(M42だけ撮りましたが・・)ので試写もかねての撮影でした。
露光を変えながら何カットか撮影しましたので、いずれコンポジットした画像もアップしたいと思っています。
明日は予報が今ひとつですがご来館を楽しみにお待ちしております。