今日は霧に包まれた一日。
この季節としては異常な暖かさで、夕方からは暖かい雨が降っています。
先日の大雪も急速にかさが減ってきています。
さて2月ももうじき終わりですが、華やかに冬の空を飾る1等星たちの
中で一番最後に沈んで行くのはふたご座のポルックスです。
沈む順番(スタパ付近ではの話ですが)は、リゲル、アルデバラン、
シリウス、ベテルギウス、プロキオン、カペラ、ポルックスと
なります。
ポルックスは兄弟星カストルと横並びで沈んで行きます。
カストルはギリギリ明るさが足らず2等星なのですが、見た目は
ほとんど同じ明るさに見えますので、沈んで行く様子はカニの眼の
ように見えるので、日本では「カニ目星」とよぶ地域もあったよう
です。
またカストルは白、ポルックスは黄色味の強い色なので、「金星・
銀星」と呼ぶこともあったようです。
今年はこの兄弟星の下に特別に明るい木星があるので、どうしても
目を奪われがちですが、高度が高いところにいるときよりも、地平線に
近づいてきて横並びになったときの方が妙に目につくようになる
おもしろい星達です。
冬のなごりを飾る最後の星達でもあります。