久々に星雲星団を撮る

今日もよい天気。

少し霞んでいますが、この季節ですのでまあまあですね。

昨晩は良く晴れて、久々に40cm望遠鏡で星雲星団(Ｍ天体)の撮影を
しました。

一昨年の１０月からメシエ天体(Ｍ天体)の写真集を作ろうと始めた
のですが、本当は昨年中に関せさせるつもりだったのに、モタモタ
しているうちに、春から夏のうちでないと撮影できないいて座付近の
天体を撮り漏らしてしまい、今年に持ち越しになってしまったという
作業の残務処理です。

この写真集の目的は、40cm望遠鏡を肉眼でのぞいて見たときに見える
天体の見え方を説明するためのもので、コンテストに投稿するような
肉眼での見え方からかけ離れた写りの写真を撮ることではありません。

コリメート撮影といってカメラで眼の代わりに望遠鏡を覗かせて
撮影するので、本当に望遠鏡を覗いたときと同じような構図になり
ます。

LX200-40+LX40mm+PanasonicG3+f14mm/2.5 ISO1600 60sec×6枚コンポジット

これはＭ１７、通称オメガ星雲と呼ばれますが、眼視だと色は分かり

ませんが白鳥が水面にいるようなイメージに見えますので、観察する
ときの参考になります。

下はＭ１６(ワシ星雲)です。

どこがワシなのか分かりにくいですが、眼視で見ても分かりにくいので
これで正解。

写真の中央部をよく見たらハッブル宇宙望遠鏡が撮影した星が出来
上がりつつあるガスの塊が写っていてちょっと嬉しくなりました。

昨晩は月が沈む(0：50)のを待って撮影開始で、薄明開始の3：30頃
まではあっという間の時間でした。

夏前までにすべてのＭ天体の撮影を完了したいと思っています。